私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

Ford GT40のこと

2016-07-25 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 映画レビューともなるが「男と女」という昔の作品(フランス)がある。この1シーンに登場するのがFord GT40だ。映画としては、日頃見向きもしないラブロマンス映画だが、クルマ好きにとって忘れることのできない作品の一つと感じている。この映画まで、ほぼ無名だった監督のクロード・ルルーシュは、解説版の中で云っている。この映画のストーリーは、すべてクルマをドライブしながら考えたのだと。相当のカーキチだったと思うし、そのことは映画の中の、そこかしこでクルマに対する思い入れが伝わって来る。

 その1シーンが、テストコースでフォードGT40がピットからコースインして速度を上げていくところだ。GT40のドアを閉めると、突然エンジン音がだけが響き渡るシーンとなる。チューンされたハイカム+キャブレター故のこと、低速で不安定にバラ付くエンジン音が、回転速度が上がるにつれ、クォーンという澄んだ音に変わる。そして、右ハンドル、右シフトレバーで次々とシフトアップ、速度を上げてバンクを旋回する。(驚くことにテストコースらしきバンクにガードレールがない!)最期は手放しでバンクを旋回し、車両の直進安定性を確認している。

 この映画、音楽でも有名だ。例の、「シャバダバダ・・・」というフランシス・レイの曲は、曲名知らなくても何処かで聞いた曲だろう。

Ford GT40 for a man & woman

後書き
 GT40は、フォード社が1964年に開発したレーシングカーだ。エンジンは4.2Lから7.0Lまで4種ある様だが、何れもV8、OHVだ。回転限界はせいぜい6千rpmというところだろう。私的な思いだが、V8でクランクがクロスプレーンの場合、低速での「ホ、ボ・・・」とう排気脈動音は魅力的だ。それが、スバルの水平対向4気筒だと「ボロ、ボロ、ボロ・・・」という感じとなり、L6だと、あまり脈動音を感じさせない。


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