私の思いと技術的覚え書き

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ディーラーとは異なる思想で商売する整備工場

2021-11-10 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
ディーラーとは異なる思想で商売する整備工場
 街の一般自動車整備工場は、ディーラーとは当然思想は異なる訳だが、この日刊自動車の記事では、あえてある程度古いクルマを業務の中心に据えようという思想で活動しているという記事だ。

 あるいみで、クルママニアの中では、90年代前後の旧車が流行っているという感じもあるが、それは尖った世界の話しで、車齢5年以降で、ある意味ディーラーが手を付けない客層を狙うと云う思想と考えてもいいのかもしれない。

 ただ、このことは、街の一般整備工場はそんなこと意識しなくとも、必然としてそうなってなってしまうところだろう。この記事で感じることは、あえてそう意識することで、今までとは違う接客対応など、特色を出していきたいというところだろうと思える。

 しかし、個人的思いを記せば、今のクルマは走行距離10万とか、新車から13年経過すると税金関係を値上げして、新車に買い替えさせようとするトンデモない悪税を平気でやっているのが政府与党だ。それが、先日の選挙でも、再任されてしまうのだがら、正気云って国民は本当にアホだし、なめられたものと思う。しかし、そんな悪環境もあるが、日頃のメンテだとか、極寒冷地の錆の条件が悪い地域でなければ、10万キロ越えだろうが。13年超だろうが、ぜんぜん調子良く乗れるクルマは多いものだ。確かに最新型と比べると燃費の点では落ちることはあるが、それも使用条件にも大きく影響するだろう。

 私みたいに、月間1回満タンするするかどうかみたいな使用法で、年間走行距離5千キロ以下で使い続けているユーザーも多いので花井だろうか。

 それを、現在は軽自動車でさえ、デラックスタイプは200万越の新車を買うなんてアホくさい話しだと思う。燃費が良い、EVでチョイノリだけなら、ただみたいな燃費だと云っても、新車は高く、しかも一見煌びやかだが、室内オールPP樹脂で造作した内装など、安普請この上ない。

 しかし、トヨタを始め、車両メーカーは、ホントにアホダと思う。自らの従業員の給与もケチって、経団連とか自工会で政府に圧力を掛けて消費税を導入値上げさせ続け、おまけに工場労働者の覇権まで認めさせ、国民全体を窮乏化させ、それで内需が冷え込んで新車が売れるはずないだろう。しかも、今の時代、これ以上完成車の輸出を増やしたら、世界中から叩かれざるを得ないから、リスクを承知で米や中国でクルマを作っているのだが、米には時々、1千億程度のなんやかやと懲罰金は取られるし、中国はもはや経済崩壊は目前の様子だ。そしたら。設備そっくり残して撤退するざまを見るだろうと思っているのだが、まずはこの流れを変えるには国民の意識改革が急務なのではないだろうか。

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連載「おじゃまします 整備工場〈カードクター〉」(88)セイロモータース南大阪(大阪府松原市) 長期保有客に特化したサービス
2021.11.10 日刊自動車
大阪府松原市にあるセイロモータース南大阪(中嶋正志社長)は、愛車を長く乗り続けたいユーザーにターゲットを絞ることで生き残りを目指す整備専業店だ。

新車購入客をあえて避けることでディーラーとの差別化を図り、地域の顧客と長期的な関係を築くことに力を注ぐ。「人間の介護や終活と同様に、車が古くなっても乗り続けたいユーザーに向けたビジネスがあっても良いのでは」と自信を見せる。

 同社が3年前に補助金を使って付け替えたという看板には「愛車を長く乗ってもらうために」という文言を掲げている。新車を残価設定型ローンなどで販売し代替サイクルを早めようとするディーラーとは対照的な戦略で、保有年数の長いユーザーに特化したサービスに力を入れる。松原市は、複数の幹線道路が交差する地域で高速道路のジャンクションも所在する。ディーラーのショールームが多く立ち並び、中嶋社長が会長を務める大阪府自動車整備振興会松原地区会に所属する店舗もある。

 「ディーラーは雇用を守るために必死のはず。専業店も同じくらい努力しなければ生き残れない」と見立ては厳しい。

 統計では乗用車のうち車齢10年を超える車両は全体の36・1%を占める。「新車から5年以上経過したお客さまが戻ってきてくれるとうれしい」と笑う。

 中嶋社長は高校を卒業して日産自動車に勤務していたが、日産チェリー大阪(当時)に出向となり、2年後にセイロモータース南大阪支店(当時)に就職した。整備士として就職したが営業社員に転向して支店長まで上りつめた。18年前に南大阪支店を閉鎖することが決まり、その際に中嶋氏が経営権を買い取ることで独立した。

 10年前には、整備と合わせてレンタカー事業をスタートした。「わ」ナンバーで登録してある修理代車を生かすことを考え、当時はまだ認知が低かった「ニコニコレンタカー」のフランチャイズチェーンに加盟した。車3台からのスタートだったが、営業開始日以前から予約の電話が鳴り「すぐに連日満車になった」と振り返る。

 「整備業の需要が少ない5月、8月、1月は連休もあってレンタカー需要は高い」という。現在は貸し出し車両を13台まで増やし、高年式の車両も導入するなど事業の柱に成長したが「あくまで本業を助けるための手段」と断言する。ユーザーの多くは買い物など日常の足として使う地元客で、年代層は幅広くリピーターも獲得した。

 「自動車整備は異業種が参入を狙う業界。『将来性がない』と嘆くにはまだ早い」と強調する中嶋社長。地区会ではQRコード決済システムや「グーグルビジネス」などのウェブツールを活用するための講習会も開いている。「松原地区には若手経営者も多い。事業者の間でさまざまなノウハウを共有していきたい」と前向きだ。

 接客についても「意識改革が必要だ」と危機感を抱く。同社では夏場、氷入りのコップを準備しておき、顧客が来店した時にすぐに冷たい飲み物を出せるよう工夫している。店内には季節感を演出する飾り付けを行うなど顧客が来店したくなる店舗づくりに抜かりがない。「業界の中にいると感覚がまひしてしまう。目を覚まさなければ」と、気を引き締めて臨む意気込みだ。





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