私の思いと技術的覚え書き

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テスラ・リコールか?

2020-01-18 | 車両修理関連
 今日Netで知る報だが、米テスラ車で米NHTSA(我が国の国交省・自動車局相当の機関)がリコールの疑いを示唆しているという。

 愚人は米国を正義なんかこれっぽっちもない国だと思ってはいる。しかし、ある瞬間毎に、我が国の既得権と秩序最優先一本槍の国とは異なる正義が瞬間が瞬くこともある国だと考えている。我が日本には、最後の最後、どうにもこうにも、にっちもっさちもいかなくなった場合だけ生じるいやいやながらの正義(らしき)ものが、ある瞬間に瞬くのだ。もっとも、世界の覇権を突っ走るこの国には、それを揺るがす事態にだけは超敏感だ。その事態に関係する事態は、事実は100年近く覆われてしまう。・・・が、永遠に覆われ歴史から消し去られる我が国と比べたら、どっちもどっちという違いだろう。

 余談が過ぎた、本論のテスラリコール示唆の件だが、出るべくして出た、出ないハズはないと想像していた問題と感じる。それでなくとも、このメーカーは、PCやスマホと同じく、単なる機能だとか信頼性向上の名目で頻繁にシステムソフトウェアのバーションアップを繰り返しており、その中には本来リコールで取り扱わなければならない案件も相当数があったと想像している。

 しかし、問題の中には、システムハードウェア上の限界という問題との競合という問題は多いだろう。これを簡単に実例として記せば、前方の認知性能に問題があるとして、ソフトウェア上のアルゴリズム(手順)だけで解決しようにも限界はおのずと生じてくる。追加のセンサーが必要となったり、そもそも実走されていたセンサーの分解能などの諸性能は日進月歩で進化しているのであって、最新センシングハードウェアも僅か数年で陳腐化してしまうだろう。それをあたかも、ソフトウェアだけで何時も最新になるかの様なアナウンスをNet等のカタログに記し、アホな消費者を欺している姿を感じつつ、企業姿勢に疑念を持っているという愚人と同様の思いの方もいることと思う。
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米NHTSA、テスラ車の「意図せぬ加速」で調査検討 50万台対象
1/18(土) 6:55配信ロイター
 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は17日、米電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA.O>車両の「突然の意図せぬ加速」問題を巡り、50万台を対象とした調査とリコール(回収・無償修理)の要請を検討すると明らかにした。
 NHTSAによると、調査とリコールの要請は2012─19年型の「モデルS」、16─19年型の「モデルX」、18─19年型の「モデル3」を対象としたもので、合計127件の苦情が寄せられた。110件の衝突事故と52件の負傷の報告があったとしている。
 苦情の多くは、駐車の際などに車両が突然意図せず加速したとするもの。運転支援システム利用中に突然加速し、衝突事故につながったとの報告もあった。この件に関してテスラは現在のところコメントはしていない。
 NHTSAは8日、テスラのモデル3が昨年12月29日にインディアナ州で駐車中の消防車に衝突して乗っていた1人が死亡した事故の調査を開始すると発表している。
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1 コメント

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Unknown (播磨)
2021-09-28 20:58:04
K博士のダイヤモンド理論をないがしろにした結果た。
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