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 私の思いと技術的覚え書き

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PC・USB再認識を繰り返す(PCトラブル)

2022-09-09 | コラム
PC・USB再認識を繰り返す(PCトラブル)
 日頃あまりPC絡みのことを記すことは多くないのだが、今回感じたUSB接続機器のことに感じて記して見たい。

 今回、10年ぶりにメインPCを更新したのだが、カードリーダー(SDカードとかマイクロSD用カードリーダー)の接続は必須となる機能だ。そこで、2年ほど前に購入した、4種のカードメディアに対応するリーダーをUSB接続すると、カードリーダーとの接続がON、OFFを繰り替えすというトラブルが生じた。つまり、接続が完了して、メディアをドライブとして認識すると、「ピポッ」と発音してドライブが接続されるが、しばらくするとUSB接続コネクタを抜いた様な形で接続が切れ、またしばらくすると接続認識すると云う不具合だ。

 実のところこのトラブルは旧パソコンでも生じていたのだが、カードリーダーを常時接続していなかったので余り気にもしていなかったと云うことがある。

 このトラブル、実のところUSBコネクタの接触不良に起因する場合がほとんどだろうと決め付けている。そして、USBの接続コネクタの規格には、別表の様な様々な規格があるが、最も接触不良が生じ易いのが、"Micro-B"というタイプのコネクタ規格だろうと経験上認知している。


 この"Micro-B"だが、ちょっと以前のアンドロイドスマホには多用されていたのだが、この5年ほどのスマホ使用中にUSBケーブルを何度買い替えたか判らないほど、コネクタの接触不良が多発する信頼性のない規格だろう。スマホなどの場合、コネクタ部にコジる応力が働き易いのだが、この"Micro-B"では片面端子で、非常に接触不良が生じ易いと云える。

 今年5月にスマホを買い替えたが、本当は本来5Gモデルの高速通信などどうでも良かったのだが、処理の遅さ(画面遷移の遅延)と画面解像度(縦横ドット密度)の低さに不満があり買い替えたのだが、例のUSBコネクタは最新の"タイプC"に変わっていた。この"タイプC"は、最新の規格ということもあり、従来の欠点を考慮して、抜き差しに表裏がなく両面端子で利便性が高く、接触不良への強靱性も向上している様だ。

 なお、スマホとのUSB接続のメイン使用は、スマホカメラ画像のPCへの転送なのだが、転送前のスキャニング速度や実転送速度もそれなりに向上している。

 ところで本文前半で述べた、PC用カードリーダーの認識のON、OFFを繰り返す不具合だが、メルコ(バッファローブランド)のカードリーダーに使用されている"Micro-B"と別の補助コネクタが一体化した変型"Micro-B"と云うべき横長のコネクタに要因があるのではと想像している。



 話しをクルマのコネクタの話しに移すが、エンジンECUなど多極コネクタは往年のアナログ電制燃料噴射時代のころは、今よりECUの端子数は少なかったのだが、それでもそれなりに端子数は多く、横に長い一体のコネクタが使用されていた。また、車両によっては、室内とエンジンルームとの間に、かなり大きな変型多極コネクタが使用されており、ど真ん中をボルトで締結する様な構造のものもあった。しかし、この様な左右に長いとか大面積でのコネクティングでは、そのコネクタのアライメント(整列)の具合によって、接触不良の多発として信頼性の確保が難しいと云うことが認知され、近年は使用されなくなって来た。

 このことは、エンジンECUで云えば、少なくともエンジン本体のセンサー類とアクチュエーターがアクチュエーターが直結されたエンジンワイヤリングコネクタと、ボデー側の2つのコネクタに別れている。最新型車では、これが3つのコネクタに分割されたりと、さらに信頼性を上げる様に考慮されて来ている。

 トラックとか乗用車でもヒューズブロック裏面には、各部位とのコネクティングがされるが、さほどの多極コネクタを使用しないで、パワー系統やセンサー系統という区分で、コネクタ端子の電流容量を満たすサイズで、多数のコネクタに分割してコネクティングしている。トラックなどのキャブとシャシ間の間のコネクティングも、シャンクションボックスの防水ケースを開けると、多数のコネクタに別れてコネクティングがなされている。

 なお、コネクタ用の金属端子(オス&メス)は、センサー系統などで比較的電流容量の小さい重要回路については、24Kメッキがなされたコネクタが使用されている。それ以外の通常コネクタ端子は錫亜鉛メッキの使用だ。(エアバック回路などはほぼ24Kメッキ端子が使用されている。)

#PCトラブル #USBコネクタ規格 #多極コネクタの信頼性


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