ネジ頭と云うと、ある程度太いネジになると6角形状のボルトが一般的です。一方小径ネジでは、マイナスやプラス(十字)形状が従来一般的でしたが、最近はトルクス(ヘックスローブ)という規格のネジ頭を使用しているものが増えてきているのはご存じの通りです。
このトルクスネジですが、国産車ではエアバッグが装着し始められた頃から、該当モジュールの組み付けに使用されだした用に感じています。一方輸入車では、国産車に比べ使用箇所も多く、多種類のレンチ用トルクスビット(ソケット)や同ドライバーを用意しておかないと、修理がままなりません。
このトルクスネジの利点について触れてみます。従来ネジではマイナスネジのセンタリングし難さを、プラスネジで改善し生産効率※を上げることができたのですが、プラスネジはある程度の垂直荷重をを与えないと滑ってしまいボルトの頭を痛めてしまうという欠点がありました。これをトルクスの6角星形の形状により、ほとんど垂直荷重なしで大トルクの締め付けまたは緩めが可能となるのが利点でしょう。なお、ボルト(ビス)が直接触れられないような奥深い場所でも、ネジのビットへの保持性がプラスやマイナスに比べ良好な点も、利点となるのでしょう。
話しはトルクスから外れますが、似た様な形状のネジ頭にスプラインビットと云うのがあります。VW車(ということはアウディも)などに、ところどころ使われていて、ちょっと見てトルクスだと思い込んで緩めようとすると、大体滑ってネジ頭を痛めてしまいます。トルクスは6角星形ですが、このスプラインビットは12角とずっと細かいスプライン形状をしているものです。
※かの本田宗一郎氏が本田技研の創業から間もない時期、ヨーロッパ視察旅行でポケットにプラスネジを忍ばせて帰国し、以後同社の生産効率改善に役だった話しは有名です。
※2:写真の右がトルクスビット、左がスプラインビット。
このトルクスネジですが、国産車ではエアバッグが装着し始められた頃から、該当モジュールの組み付けに使用されだした用に感じています。一方輸入車では、国産車に比べ使用箇所も多く、多種類のレンチ用トルクスビット(ソケット)や同ドライバーを用意しておかないと、修理がままなりません。
このトルクスネジの利点について触れてみます。従来ネジではマイナスネジのセンタリングし難さを、プラスネジで改善し生産効率※を上げることができたのですが、プラスネジはある程度の垂直荷重をを与えないと滑ってしまいボルトの頭を痛めてしまうという欠点がありました。これをトルクスの6角星形の形状により、ほとんど垂直荷重なしで大トルクの締め付けまたは緩めが可能となるのが利点でしょう。なお、ボルト(ビス)が直接触れられないような奥深い場所でも、ネジのビットへの保持性がプラスやマイナスに比べ良好な点も、利点となるのでしょう。
話しはトルクスから外れますが、似た様な形状のネジ頭にスプラインビットと云うのがあります。VW車(ということはアウディも)などに、ところどころ使われていて、ちょっと見てトルクスだと思い込んで緩めようとすると、大体滑ってネジ頭を痛めてしまいます。トルクスは6角星形ですが、このスプラインビットは12角とずっと細かいスプライン形状をしているものです。
※かの本田宗一郎氏が本田技研の創業から間もない時期、ヨーロッパ視察旅行でポケットにプラスネジを忍ばせて帰国し、以後同社の生産効率改善に役だった話しは有名です。
※2:写真の右がトルクスビット、左がスプラインビット。