私の思いと技術的覚え書き

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キャリアカー積荷車が歩道橋に激突

2020-08-04 | 事故と事件
 この手の歩道橋とか道路看板に積荷がぶつかる事故は、過去から各地で結構生じている。今回のは、報によると歩道橋の高さは4.6mあるが生じているという。車両法では、高さ制限は3.8mなのだが、2段キャリアの上段にハイエースを積んで、しかも積車スペースを稼ぐために、最前部を斜めにしており、その最高部が歩道橋に引っ掛かった様だ。
 しかし、不思議に感じるのは、キャリアカーの進行方向と屋根部を歩道橋に接触して極度の車体を変形させているハイエースだが、最初の接触するのは、事故写真の桁でなく、この右手の桁のはずだが・・・。何故、最初の桁で止まらず、次の桁で止まることになったのだろうか?
 想像するに、積荷の最高値は歩道橋高さ4.6mに対し4.7m程度と僅かではなかったのかとも思う。最初の桁で、積荷のハイエース屋根最頂部から10cm程を衝突するが、屋根の変形と押し下げる力ですり抜けたが、その直後に押し下げの反動でもっと高さがが上がり、2度目の桁で深く噛み込み、ハイエースを回転させるように変形させつつ急停車したという感じだろうか・・・。
 しかし、仮に50km/hで走っていたとして、制動もしないで、2m程で停止したのだから凄い減速度だ。運転手は、ガシャーンという音の直後、つんのめる様な急減速で驚いたことだろう。しかし、積荷の高さを目視してヤバイと思わなかったのだろうか。慣れは怖い。4台の積荷車の内、3台はポンコツで弁償せにゃならぬし、キャリアカーの各部にも変形は生じており、相当な費用を要するだろう。
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積み荷のワゴン車が歩道橋に衝突、けが人なし 沖縄の国道58号 2020年8月4日 16:51 事故 【琉球新報電子版】
 4日昼ごろ、沖縄県北谷町砂辺の国道58号で、キャリアカーの積み荷のワゴン車が高さ約4・6メートルの歩道橋に衝突した。ワゴン車は荷台の上部に載っていたが、ぶつかった衝撃で地面とほぼ垂直になり、下に積んでいた車も押しつぶした。キャリアカーは車両4台を載せていた。
 沖縄署によるとけが人は発生していない。現場では一部が交通規制され渋滞が発生した。【琉球新報電子版】





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