ステアリングタイロッドですが、現在はラック&ピニオンギヤがほとんどですから、その配置が前車軸中心より前方にあるのが前引き、後方なるのが後ろ引きとなります。線図上ではどちらも同じ動きをしますが、その効果に違いがある様です。それは旋回時に主となる外側輪に力を受けた場合、サスペンションアームは後方側ブッシュが柔らかく設定されていますから、後方へ傾くように変位します。タイロッドの前引きの場合、外側前輪はトーアウト側に僅かに切れ、アンダーステアによりスタビリティを増します。一方、後ろ引きの場合は、適度にタイロッド剛性を落とさない限り、トーイン側に切り角を増し、オーバーステアの傾向になるとのことの様です。この様なことから、ステアリングギヤの配置の理想は、前引きとなるのだそうです。
F1などレーシングカーでは、ほぼ前引きレイアウトです。しかし、市販車ではエンジンやその他の配置により制約を受け、後ろ引きのクルマも多いのですが、走りにこだわる多くのクルマ(ベンツ、BMW、etc)が前引きレイアウトとしているのは興味深いところです。
※参考ブログ(判り安く解説しており参考になりました)
http://minkara.carview.co.jp/userid/764102/blog/26100998/
F1などレーシングカーでは、ほぼ前引きレイアウトです。しかし、市販車ではエンジンやその他の配置により制約を受け、後ろ引きのクルマも多いのですが、走りにこだわる多くのクルマ(ベンツ、BMW、etc)が前引きレイアウトとしているのは興味深いところです。
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