我が家には、息子が幼稚園の頃に駄々をこねて買ってもらったカメがいます。
名前は「かめ吉」です。
どこの家庭にもあるように、欲しがった本人はほとんど世話をしないまま既に社会人になって家を出てしまい、
家には「かめ吉」さんが残されてしまいました。
しかし、このかめ吉さん、とても人懐っこくて、ベランダに出してあげると私たちの方へ向かってきます。
近くにいるとホッとするのかじっとしていますが、私たちが移動すると後を追いかけてきて、また近くにきてじっとしています。
そんな「かめ吉」さんですが、十数年前に一回り大きなカメを頂いた事があり、同じ水槽に入れていました。
ある日、一回り大きなカメは、脱走して行方不明になってしまったのです。
それ以来、我が家の「「かめ吉」さんも脱走したくて仕方がありません。
小さな水槽だったので、精一杯の背伸びをして幾度となく脱走しては遠くに行かないので連れ戻されてきました。
ふと、ホームセンターで大きな水槽を見かけたので、「かめ吉」さんに少し大きな部屋を提供する事にしました。
ほんの少し大きいだけかと思って、持ち帰りましたが、前の水槽よりかなり大きいようです。
今までの砂利では少なすぎるので、もう少し砂利を増やして住みやすい環境を整えてあげようと思います。
新しい部屋に移された「かめ吉」さんはほとんど動かないまま、しばらく周りを見渡していました。
広くなったとはいえ、それは簡単には受け入れられず困惑しているのかもしれません。
そんな表情にみえませんか?
たぶんそろそろ20年。
もっともっと長生きしてもらって、一緒に過ごしていきたいと思います。
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