「もういらんやろ?」と言われてしまいそうですが、鉄鍋というくくりでいうとダッチオーブン10inch、スキレット10inch、そしてシャスール20cm、今回はバーミキュラ18cmを購入しました。
聞くと半年待ちが当たり前になる程買えない鍋と言われていますが、在庫を持っている店をネットで見つけたので郵送されてくる間の2日待ちでした。
最初にこの鍋を知ったのは、土木関係の経営者の方から日本製のスゴイ鍋があるとのお話を聞いたときです。確か2年くらい前でしょうか?
当時はほぼ1年待ちといわれていたように記憶しています。
日本製というだけでなく、手作業なのにフタと本体の接合部分は0.01mmの精度で削り出し、他にもさまざまな工夫を加えて無水調理をできるように作られています。
海外製の鍋に人気がある中、日本製という所が嬉しいではないですか。
日本人の得意とする細かい作業とこだわりが生み出した工業製品ですね。
そして、他社にはないサービスとして、ホーローが痛んできたら有償ですがホーローコーティングをしてくれます。
このタイミングならば色を変えることもできるそうで、長く使い続けたい人にはとてもいいサービスです。
下の写真はフタの裏側です。
ダッチオーブンのフタ裏もこのように突起が出ていますが(ダッチオーブンはもっと長く大きい突起です)、 野菜から出た水分を循環させる役割があります。
こちらは本体の底部分ですが、「リブ底」は食材の接地面積を最小限にする役割があるそうです。
一番の技術の売りはこのフタと本体の接合部分でしょう。黒い部分が重なるのですが、この精度が高く蒸気を閉じ込め鍋内部の対流により食材に熱を加えるのです。
見た目はきっちりフタが閉じているようにも見えます。
オーソドックスな形ですが、この鍋は18cmと小ぶりなので可愛らしいです。
私が子供の頃には、「無水鍋」というのが流行ったようです。
この鍋も含め、流行りのスタイルはやはり変わっていくのかもしれませんが、せっかく手に入れた道具を楽しみたいと思います。