村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

魔女の瞳を求めて 1

2014年10月16日 11時29分01秒 | 登山・滝めぐり

2014年10月15日投稿「紅葉を求めて」の続きです。

一切経山頂を通り過ぎていよいよ魔女の瞳に会いに向かいます。

前方を見ると多くの登山者が集まって歓声を上げている。

明治の大噴火で荒涼とした景観に一変した一切経山。

火山礫の登山道を苦労して登頂すると、神秘の五色沼が深い色をたたえて静まり返っている。

吾妻の瞳や魔女の瞳と呼ばれる神秘の湖。

山と沼の鮮烈な対比に誰もが息をのみ魅了される。

この山に来てこの魔女の瞳と出会えなければ何のために登って来たのかわからない。

一切経山の方から見た魔女の瞳

今日の魔女の瞳はコバルトブルーに輝いている。

誰もが歓声を上げたくなる神秘の色で美しい!!

今日は紅葉が期待できないから魔女の瞳をいろんな角度から見てみることにした。

ここから左側の稜線を下り魔女の瞳の反対側を目指す。

一切経山から少し下ったところにある大岩。

この上が平らになっていて絶好の展望台になっている。

でも下から見ると今にも崩れそうでちょっと怖いですよね。

大岩の上から見た魔女の瞳

この辺りには大きな火山礫がごろごろしている。

御嶽山の噴火でもこんな火山礫が降り注いだと思うと恐怖を感じますね。

森林帯に入る前の展望の良い所から見た魔女の瞳。

ここから先は下の稜線まで森林帯の中を通ります。

登山道を塞ぐように横たわっている湾曲した木。

自然の力でこんなにも曲がってしまうんだろうか?

下りきった稜線から見た魔女の瞳。

どこから見てもこのきれいな青さは変わらないですね。

反対側を見ると大倉深沢がある。

この先が谷地平の大倉川につながっている。

以前、大倉川の川原で昼食をとっていたら突然笹薮の中から登山者が現れ熊かと思い驚いた事があった。

その登山者がここから下って行ったんですね。

遭難者を追悼する碑が立っています。

吾妻連峰でも冬山で多くの登山者が遭難し亡くなっています。

家形山への分岐付近から見た魔女の瞳。

空から神秘的な光線が湖に降り注いでいるように写ってます。

ここにも遭難者を追悼する碑が立っています。

碑に刻まれている言葉に感銘を受けます。

山を愛する者は決して遭難してはならない

如何に元気と力があっても

天を仰ぎ山と己を見つめる慎重さを欠くならば

岳人たる資格はない

突然何が起こるかわからないのが山の恐ろしさです。

それに対応できなければ山には登らない方がいいかもしれませんね。

俺も自分の体力に合った山登りに心がけたいと思います。

もう無理はできないんですよ!!

そこからは家形山には登らずに稜線をたどって行きます。

一切経山の上からは多くの登山者がこちらを眺めています。

さっきまで俺もあの中にいたんだろうな!!

一切経山から見たら正面やや右側にある小ピークまで来ました。

そこから先はつばくろ谷方面への登山道になり一切経山まではたどることが出来ません。

この辺りの火山岩は平べったく砕ける岩になってます。

ここには登山者がいないのでゆっくり休憩します。

朝は登り始める時点でまだ2~3℃だったと思う。

今日は寒いと思いあたたかいコーヒーを入れてきたのに、気温が上昇しすぎで水が飲みたくなってしまった。

水は少なくて大丈夫と思ったのが間違いでした。

我慢してあたたかいコーヒーとチョコレートで元気を取り戻します。

次はいよいよ家形山への登りですが、

次に続きます。