7月で還暦。
41年間働いた会社も定年退職を迎える。
そんな事を考えると、
東日本大震災被災後がむしゃらに働いて来た身体が、
休みを欲しがっているような気がする。
そんなわけで、
定年を迎える前の週に休みを頂いて旅に出ることにした。
急に思い立ったので、
行先も宿泊先も決めていない。
頭に浮かんだのは「青森県下北半島大間岬」。
別に海鮮丼が好きだからまぐろが食べたいと言うわけではありません。
高校を卒業し就職した年の夏に友人と行った大間岬。
宮城県のキャンプ場でキャンプをしようとして出発したのに、
なぜか本州最北端まで行ってしまった。
当時は東北自動車道が全線開通していなく12時間以上かかったと思う。
何が楽しかったのか、ただ大間岬を往復しただけの1300km1泊2日の旅だった。
その大間岬の様子が思い出せないのである。
石碑だけで何もない殺風景なところだったと思うんだけど。
それが妙に気にかかるので41年ぶりに行ってみることにした。
目的地が大間岬だけで宿も決めていないので、
今回は4車中泊4日、行先現地決定の気ままな旅。
最近、車中泊充実のために購入した用具のテストも兼ねる。
ポータブル電源、Suaoki G-500。
137700mAh/500Wh リチウム電池。
AC、DC両方の電源が使用できる。
10W消費する機器を50時間使用できるというもの。
車載用冷蔵庫、容量23L。
-22℃まで冷却可能で、ビールもばっちり冷え冷えです。
現地調達の食材も気にすることなく保存できるので便利。
2日前に旅を決断したので準備期間が足りないけど、
とりあえず必要と思われる物を車に積込む。
水曜日の仕事終了後の19時に出発。
常磐道~仙台東部~東北道をひたすら北に向かう。
八戸で朝食を食べるか?
下北半島の尻屋崎まで行って、灯台の背景に昇る朝日で旅をスタートさせるか?
車を走らせながらその時の気分で決めます。
旅スタートの夕食は、東北道長者原SAで夜カレー。
腹が減っていたからすごく美味しかった。
じじいは夜の運転が厳しいのでSAめぐりしながらのんびり走ります。
東北道 前沢SA
東北道 岩手山SA
八戸道 折爪SA
23時、ここで仮眠して八戸市の朝市で朝食と考えたけど、
じじいは意外と元気なので尻屋崎まで行って朝日を拝むことにしました。
八戸北ICで高速を降り、国道338号をひたすら北に向かいます。
小雨が降る暗い夜道なので周囲の景色は何もわかりません。
午前1時尻屋崎に向かうゲート前に到着。
なんと開門が8時になってました。
寒立馬が放し飼いされているのでゲートが閉まっていて時間内しか中に入れないようです。
調べてこないで失敗でした。
八戸朝市で早めの朝食を食べてからでも充分間に合ったみたいですね。
仕方がないので海に面した空き地で日の出を迎えます。
午前4時。
降っていた雨も上がって晴れてきたけど、
雲が日の出を遮っていました。
残念!!
またひと眠りして、
のんびり朝食を食べて、
ちょっと早めにゲート前に向かいます。
8時開門のゲートが7時20分には通れるようになってました。
きれいな海岸線を通って行くと尻屋崎灯台が前方に見えてきます。
左が津軽海峡、右が太平洋になりますね。
むつ市からバス便があるようです。
早朝の尻屋崎は貸切状態で気持ちいい。
放し飼いの寒立馬ものどかに草を食べています。
観光客に慣れているのか近寄っても大丈夫みたいですね。
津軽海峡と太平洋を分ける位置にある尻屋崎灯台。
歴史的にも文化的にも貴重な灯台で国登録有形文化財。
明治9年(1876年)初点灯、レンガ造りの灯台としては日本一の高さで、
イギリス人が起工した東北最古の洋式灯台だそうです。
灯台のバルコニーまで登ることができて、
上からは津軽海峡から流れる潮流と太平洋の波が交差する様子を見ることができると言うんだけど、
残念ながら現在改修工事中で、見学はできませんでした(T_T)
最高にいい天気の朝なので周囲を散策します。
8時を過ぎると観光客の姿が見られるようになってきたので貸切終了。
散策中に見つけた花たち。
目的がはっきりしない気まま旅っていいですね。
次はどこに行こうか?
昼食は大間のマグロを食べたいので、
大間に向かいながら考えます。
次に続きます。
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