蜜に来し鳥が実を訪ふ姫椿
１月２１日。
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。アルジェリア武装勢力の人質事件は、死者多数の悲劇裡に終わり未だ犠牲者の詳細は不明。地の果て働く邦人の１人でも多い無事を祈るのみ。庭咲の山茶花が薄汚れて実に変身中。花時の蜜に来ていた尾長鳥？が再び来訪している。今日は初のパソコン会。晩学の志は残れどマウスの動きが降下の去年今年である。
大寒の大鵬忍ぶきのふけふ
１月２０日。。「大寒」「ＮＨＫ全国俳句大会」「センター試験２日目」。国技大相撲の証証を残す大鵬関が昨日７２才で逝った。「心室頻拍」と聞いて「突発性辛抱細動」の持病を持ち、今も「２４時間心電図ホルダーを抱えている私には殊更悲しみが募る。初場所の中日で腑甲斐ない日本人力士は”喝ッ！”と聞いただろう。２日目のセンター試験を受験中の離れて暮らす孫の出来栄えや体調が気になる。例年ならＮＨＫで生の精気を体験しているが体調の為見合わせた。
駅前で肩たたく父センター試験
１月１９日。。今日明日は「センター試験」の日。この試験結果で今後の大学受験校受験の線分けがされる。自分の子供の頃は「共通一次試験」と言われていた。孫の一人が該当者だから気になって仕方がない、ひたすら見守ってやる２日間である。幸い天候には恵まれて元気に出かけたそうだ。
八十爺（やそじい）の一打に始む鍬始
１月１８日。。田畑の凍てついていた地面の雪や氷が消えて泥んこになるのを待って農家や家庭菜園の方達の姿が多い今日である。昔ながらの「鍬はじめ」の縁起担ぎの風景はめったに見られない。鍬に変って重機が動員されるから句会で「鍬始」の課題を与えられると昔の故郷が容易く脳天に浮かび上がる。新年早々から、大島渚監督の死・ボウイング７８７の電気系統の多発事故・アルジェリアの法人を含む人質事件・近親間の殺人事件と事件が続く。
変哲もひょいと顔出す初句会
１月１７日。。未だ雪跡に霜柱の立っていたのが日の上がるるにつれて溶け始めたグラウンドでのＧゴルフだった。アンダーパーは少なく３６ホールで１００以上も４．５人もいたが和気藹々の仲間たち。昨日はＹ句会の初句会。出席者が９人だったから講師の講評に続いて会員の意見も活発。鬼籍の変哲も話題になった一時だった。
廃園の児ら待つ遊具竜の玉
１月１６日。。日当たりの悪い家蔭の道路沿いには、溶けて凍てついた雪跡がつながっている。運動がてらお供をしたスーパーまでの道。へっぴり腰をせねば転倒しかねない箇所が結構あった。ＴＶ／新聞も転倒事故状況を伝えている。朝方の新聞やＴＶの大島映画監督の急逝を報を見聞している時、同じ年配者の友人の訃報が入る。折も折、私も通院で「２４時間心電図ホルダー」検査の予約をして来た。暫くは保健に注意が殊更必要名時期である。さりながら、玄関わきや寺社の境内で密かに竜の玉が光る時期でもある。
落ちて掃き落ちて掃かざる藪椿
１月１５日。。昨日列島各地を襲った”爆弾暴雪”が悪夢の如き今朝である。終夜吹き荒れていた風も収まって登校道の両サイドに凍てつき残る氷雪を避けながら行く子ら。雪嵐に打ちのめされた首都圏をよそに、雪には強い北国では「豊作願い祭」に酔うて居た。日当たりの良い寺の藪椿が掃かれた後を落ち続けていた。
成人の日の祝福荒き天気かな
１月１４日。
。「成人の日」。当市では繰り上げて済ましていたが、旱の続く武蔵野に今年はじめての降雪。盛装の若者の集いの様子がＴＶで写し出されている。めったに雪を見ない熊谷地方にも今夜にかけて降り続きそうだ。若者達は乱世への旅立ちの厳しさを新たにした事だろう。
初場所や表に斑な日本人
１月１３日。。今日は大相撲の初場所。昨日の新聞の番付表を取り出して日本人力士に赤印を付けながら見直す。記事にも日本人力士の名は片隅で、持ち直した白鵬と前場所のリベンジをかける日馬富士の優勝争いが多い。初日の両者の相手は、日本人期待の小結の栃煌山と松鳳山。波乱を期待したい。昭和生まれは「国技」と心中では理解しても若者の大方の「国技」は「サッカー」や「野球」かも知れぬ。明日は「成人の日」。好天の今日が荒天に変る予報が気になる。
歳問はば指折る姉妹実千両
１月１２日。。正月飾りに使った千両が未だ活き活きとしている床の間。知り合いが幼稚園児の姉妹を伴って訪れた。ヤンチャでオシャマな児らが千両の赤い実を欲しいと掌を差し出す。子供の歳の数ほどの粒を渡してあげた。”明日のおままごとに使おうね”の母親の声に、大切そうに扱っていた。母親には庭に残っているのから３枝を手折って土産とした。爺婆の嬉しい一時だった。