海の日や海なし県に生死の身
毎日が日曜日の老いには祝祭日を喜ぶ感激は薄れるばかり。殊更に、甲斐に育ち終の地を埼北に決めた身には梅雨明けしそうな空を仰ぐ一日である。
初顔に続く金星燕の子
この３連休の天気は不安定と言われていたが午前中は久しぶりの夏空。燕の親の行き交い、子ヒバリは口を開けてピーピー。思い出すのは初顔合わせのエジブト出身の大砂嵐関の２日続きの金星。１７日は鶴竜に１８日は日馬富士。今日の白鵬戦が楽しみだ。
夏の夜の競ふ若者甲子園
３連休の初日。プロ野球オールスター２０１４。２戦目の今夜は甲子園。先発は高卒２年目のセ・パ人気の阪神の藤波と日本ハムの大谷。大谷翔平は自己最速の１６２kmで場内を沸かせた。７回裏でパが１２：５で先行している。ちなみに昨晩は西武球場でセが７：０で先勝した。
咲き満ちて己が腰折るグラジオラス
不安定な天気の今日。居間先のグラジオラスが”ポキン・ポキン”と音を立てて折れる。花柄の大き目なのばかりである。時々はあった現象だが今日は特別に多い。下駄箱上にも活ける。
ムグンハ（木槿）と言へばむくげ（木槿）と返りくる
木槿が盛りの頃となった。政治の世界は摩訶不思議である。リーダーの一挙手一投足に危惧を感じるこの頃。戦中派はひたすら互いの言葉を交わし心を通わせ平和を願っている。
不意客の分けて三皿の心太
このところの猛暑で熱中症患者がにわかに増加している。こん日にはところてんが良い。買い置きが切れて老妻との二人分を盛り終わった時に立ち寄ってくれた友人。早速三皿に盛り分けて頂いた。食べながらの話題は昔懐かしい自製の突出し器である。
東屋を囲む一枚青田かな
今どきは３０十分でも夏日を浴びるのが良い。目覚めたら便通促進の冷麦茶を１．２杯飲んでは田圃道を回る。すっかり青田に変身した田圃では早や除草作業の人影が見える。
すべからく朝餉向きをりグラジオラス
サッカーＷ杯はドイツが接戦の末１：０で優勝した。とっくに敗退のJpan。違和感のあったいずれのメディアの過激記事も明日で終わるだろう。普段は一つだけしか居間向きに咲くグラジオラスが今朝はどれもこちら向きに咲いて朝餉のを楽しませてくれた。
ジムの顔消して繰りだす星今宵
昨日までの猛暑日が曇りから小雨交じりに変った今日は駅前と中山道どおりは七夕祭りでにぎわっている。駅前のジム女衆の数人が運動着を浴衣姿に替えて七夕に街に消えた。
夕刊の文字動き出す紙切虫
８号台風の残した高温多湿で熱中症の多かった昨日。蚊や昆虫が一斉に動きだした。片や被害に会わなかった庭の草花が居間からの目を楽しませてくれる。