秋の彼岸入り 2014年09月20日 | Weblog 秋彼岸回天兵の遺句ほどく今日は「秋の彼岸入り」。あちこちで彼岸花が咲き満ちている。3年前に逝去した回天兵のTさんと9年間通った曼珠沙華畑に足を運ぶ。又、「おしゃべり俳句日記」をひもとく日である。
秋の蝶 2014年09月19日 | Weblog 秋蝶や垣高か低き両隣センス無きまま大方は自然任せの我が家の庭は季語の夏花と秋花が不規則に咲き乱れている。そこを、両隣の低い塀越しに一頃より小さくなった秋蝶が盛んに往来している。
下山の赤蜻蛉 2014年09月18日 | Weblog 一山の蜻蛉吐き出す下山バス 山や丘で夏を過ごした赤とんぼの群れが秋風と共に平地に下り始めた。広々とした公園などでこの群れに見をさらすと俗社会の憂さをきれいにしてくれる。
おとこへし 2014年09月17日 | Weblog 名園に在りて気高き男郎花(おとこへし)女郎花(おみなえし)を始め秋の七草を楽しめる向島百花園。道筋の名句を幾たびも詠んでは時を忘れる。野にあれば冴えない男郎花だが百花園でみると気品さえ感じられる。
花野のグライダー 2014年09月16日 | Weblog グライダーの天地分けゆく花野かな過ぎし15日の敬老の日は利根川べりのグライダー基地で競技大会があった。久し振りの澄み切った青空。離着陸するグライダーは時を分けゆく花野の世界を想像させてくれた。
秋暑し 2014年09月15日 | Weblog 縁台の残る裏町秋暑し秋へのいざない最中の不安定な天候に五感が順応しなくイライラが続く。朝夕と日中の温度差に加えての高湿に負けてしまう。残暑はまだまだ続きそうだ。
秋燕 2014年09月14日 | Weblog 中の家のしじまを破る秋燕夏中を多忙に過ごした身近な燕が少しずつな南国に返り始めた。気のせいか帰り際には住み慣れた渋沢栄一の生家などを幾たびも巡って別れを惜しんでいる。
萩トンネルの思い出 2014年09月13日 | Weblog 後ろ手に喜寿の妻をり萩トネル近くの別府沼公園に萩が咲きだした。思えば去年の今頃訪ねた向島百花園は新涼真盛りだった。その時を語りながらの妻と散歩した昼前であった。
朝顔の矜持 2014年09月12日 | Weblog 朝顔の凛と天向く軒の上軒超して蔓先を詰めた朝顔、鉢の上輪に括りつけた朝顔はことごとく天上を向いて矜持のポーズをとる。悔いるばかりの己の人生には眩しく映る。
実ざくろ 2014年09月11日 | Weblog 実柘榴や心開らかぬ人多し この頃散策の道端で以外に多いのが柘榴の実である。実を露出しだしたもの、時至れど固く口を結んでいるのなど様々である。老々のすすむ社会。心を開く役員の少なきもある。