そうすけは失業をしたのではない。
そうすけは職を失ったのだ。
そうすけは生産性の低い人間である。
(でもそれでいいんだよ。)
人生は、どうあっても良い。
(どうにもならないことは・・・)
(どうにもとまらないことは・・・)
でたらめに決めればよい。
弱点のある人間としてあるがままでいいのだ。
この人間は自分という存在を宇宙からあずかっているのです。
故に、この弱気者を救ってくれる。
社会は情報という幻想を垂れ流し、「あなたとそうすけ」「そうすけと自分」「自分と自己」を分裂させようとしている。
飢えたる鬼となることなかれ。
おもうがままにならないことは、おもうがままにしようとするな。
苦を「苦」にするな。
自己に徹する。分裂してしまった欲望を明らめて楽に転回する。
このピンチをチャンスとするには、この失職を自業自得にすればよろしい。
世間の餓鬼、赤鬼、青鬼、鬼婆、魑魅魍魎、妖怪どもが現れてくるであろう。
だが、そうすけは正義を捨てた弱者である。
市井人の常識と欲望と戦わない。非まじめ人間になるのだ。
そうすけは何時かは三途の川を渡らねばならない。それが何時か?そうすけにはわからない。不思議だなぁ~。
だから、がんばらないのだ。体調を崩したら仕事をせずに安静にする。
欲を一時棚上げにする。それで失うものは失えば良いのだ。得られるものは頂戴すればいいのだ。
これせいいんだなぁ。有り難いことです。