長野はすべて山の中

長野周辺の山散策日記 山の風景やランニングのこと
時に自転車や気になる音楽の話しに暫しおつきあいの程を・・

膝痛と腰のヘルニア

2013年05月22日 | スポーツ

ランニングをされている人で膝痛に悩まされている人は多い
原因は様々あるのだろう 
痛む箇所も人それぞれ違う
レントゲン所見段階で診断がつく場合もあるし
MRIで診ないと分からない場合もある
膝の構造は複雑だ
いや人体構造そのものが複雑に絡み合っているものなのだ

この冬 今に至るまで膝痛に悩まされている
膝への負担を避けるため
長野マラソン以降走らずロード自転車に乗っているので
改善してきているが完治とはいえない状況
2ケ所の医療機関でレントゲン診察も受けた

昔 頚椎ヘルニアを患ったことがあった
MRI画像は素人目に見てもはっきりと分かる神経の圧迫状態
その時何が起きたかというと
右手握力の著しい低下と右肩甲骨内側の痛みとこり
今でも数回は出来る鉄棒の懸垂が全く出来なくなってしまった
どころかぶらさがることすら出来なかった
ビックリした
自分の体が自分のものでないような気になった
右腕に力が入らないのだ

予測される症状として 急速な筋肉の衰えはその時医師からも指摘され
早急な握力回復の為のリハビリ開始を勧められた

筋肉の動きは実は神経によって支配されている
使わない筋肉は急速に衰える
自明の理をこの時身をもって体験できた瞬間だった

圧迫された神経が脳からの指令を右腕筋肉に届けられず
それにより筋肉は本来の働きが出来ず
運動能力は落ちる

使われない筋肉はどうなるか
宇宙空間にしばらく置かれた飛行士が地球に降り立った時
自身では立つことさえ出来ず
両脇を抱えられているのを見たことがあるだろう

以下は私の推測

もしかしたらこの冬私は軽い腰椎ヘルニアを起していたのではないか
慢性的なものかもしれない
右足のほうが左に比べると全体に細いし
右腰のお尻の上辺り いつも少し重い
膝痛を発症した頃腰がいつもに増して重ダルかった

このヘルニアが右足大腿部裏筋肉群の働きを阻害し
本来その筋肉が大部分負うべき着地ショックを緩和する仕事が出来ず
膝にかかる圧力が内側の腱を痛め続け
私の膝痛が出来上がった
どうだろうかこの推理

マラソンとは足筋肉を大きな衝撃にさらし続ける過酷なスポーツだ
30キロ以降の足の痛みはまさにこの絶え間ない衝撃の結末
ランニングメソッドの多くはいかにこの衝撃から逃れる術の伝授

これに対抗するには
やはり準備段階での丹念なストレッチは有効だろう 
いや必須だと思う
筋力の強化は言わずもがな だ
それとランニング中違和感を覚えた時の即座に止める勇気

肝に銘じ守って行きたい
一度痛めると回復まで想像するより遥かに多く時間がかかるものだから