山多クラフト James ブログ

JAMESの・・海と空と仲間達

※山多クラフトは趣味の倶楽部みたいなものです^^実在する会社ではありません。

破損と修復を繰り返して・・ライブカート化へ

2022-10-02 | 修復・リペア

一度割れた樹脂を溶着して直しても無理な力が掛かるとまた割れて来る

何度か補修を繰り返したデリンジャーでしたが

ここまで弄り倒したら、もうライブカート化してしまおうか・・ということで

ネットの先人達のライブカート化を参考にデリンジャーを弄ってみました。

今度は溶剤に溶かし込んだABS樹脂を盛っては削りを繰り返してなんとか形にはなりました。

 

 

ABS樹脂を溶かし込んだ溶剤で肉盛りしながら接着

 

 

 

薄い部分が何度か割れたのでコテコテに樹脂を盛っています。

 

 

 

フレーム側は溶着した時にはみ出した樹脂を削ってバレルと擦り合わせ。

 

 

 

バレルの溶着部分を整えてから塗装

 

 

 

フレーム側も同じように塗装します。

 

 

 

ライブカート化したデリンジャー

ホップ機能が無くなったので飛距離3mぐらい・・

 

 

初速も落ちましたが・・薬莢を込めるというロマンを求めた結果なのでOK!

ライブカート化はありです。

 

カートはクラウンのパイソン用(ガスガン)をAmazonで購入。

先人達の情報からこれを選びました。

 

 

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またか~ デリンジャー補修アゲイン!!

2022-09-26 | 修復・リペア

前回とは違うお店でUSEDのデリンジャーを購入してみた。

お昼に届いたので前回破損していた部分を入念にチェック!!

今回は割れていない・・良かった~~~と思ったのも束の間!

ヒンジ部分のマイナスネジが齧ってる??

ココは打ち込みのピンなのでドライバーで回しても取れるはずがない。

自分もこのパーツは同じようにネジを齧ったので経験済み。

同じことする人がいるんだな~なんて思いながらバレルを開くと違和感が??

なんかグラグラする!!

良く見ると今回はバレル側のヒンジ部分にクラック!真ん中が破損している・・

マジか~マルシンのUSEDデリンジャーのヒンジは壊れているのがデフォルトなの?

バレル部分をバラシてみたら補修の仕方が雑、前オーナーの仕業かもしれません。

今回はお店の表記に商品がランクAと謳っていたけど・・

フレームに小傷もあるしとてもランクAには見えない?

補修した跡もあり更にはその部分が割れている!

ちゃんと検品したのかな?と疑うレベルです。

購入した値段に文句はないけど・・

この商品が「ランクA」はダメでしよ、「訳アリ品」とか「破損品」の部類かな

破損やダメな所はちゃんと明記して販売していた専門店なだけに今回は残念です。

まぁ・・それでも自分で直すけどね。

 

 

 

マルシン・デリンジャー6mm(バリュースペック)

前回の破損を直した物と同じだけど、やっぱり美品が欲しかったのでUSEDで購入。

 

 

「ランクA」なので今度こそ綺麗な物が届いたと思った・・この時までは。

 

 

 

当然ここは確認、問題無し!!

 

 

 

反対側も割れ無しでOK!! 今回は当たりのデリンジャーかも!

 

 

 

ん?ネジの齧りを見つける・・なんでここ弄るの?必要ないよね?

 

 

 

バレルを開けるとなんかグラグラして頼りない??

 

 

 

良く見ると補修の跡が見える・・えっ?まって何コレ。

 

 

 

打ち込みのピンを抜いて確認・・凄く嫌な予感!デジャブ!!

 

 

 

 

あちゃ~

今回のはバレルのヒンジが破損のお品なのか~はいOUT!!

お店は違えどマジですか~!

 

これのどこが「ランクA]の品物なのかな????

 

 

 

完全に割れてますやん!でも取れないのが不思議?

 

 

 

反対側も・・ここ最近こんなのばっかり掴まされる。

 

 

 

分解しようとしたら片方のバレルが何故か抜けて来ない?

補修した接着剤が流れ込んだのか??と思ったら・・

 

まさかのホップアップパッキンに割れたパーツを接着というか、くっ付いていた!

でABSの部分は剥離してた、だからグラグラしていたんだね・・

嘘だろ~なにこの補修の仕方・・いや補修とか言わんよこんなの。

パッキンの一部と割れたパーツで何とか分離しないで接合されていたのを「ランクA」?

 

ゴムとABSは接着できてるけどABSとABSまでは接着できなかったんだね・・

しかもここだけバッチリくっ付いていて剥がれないんだよ~

このままABSを溶かして接着するとパッキンとインナーバレルが抜けなくなる。

 

(左)今回のデリンジャー (右)前回補修したデリンジャー

ニコイチにするにしても組み替える前に、またバラして色塗らないとね・・

 

ちなみに自分が発売時に購入したデリンジャー(バリュースペック)は破損していませんが

マルシンのUSEDデリンジャーはヒンジの破損がデフォルトだと思った方がいいね。

 

マルシン・デリンジャー(Xカート)の現行モデルは補強されているかな?

 

 

 

 

※追記・・その後補修しました。

今回はバレル側の分解と接合&塗装でしたので前回のフレーム側より作業が楽でした。

 

ABSを溶着しました。

ホップアップパッキンに貼り付けてあったパーツは強引に剥がしました。

ゴムは切れませんでしたが、溝に接着剤が残ったのでマイナスドライバーで削る。

 

今回は樹脂に接着剤が残っていなかったので、すんなり接合完了。

 

 

 

溶着した部分とフレーム側との色を合わせるために塗装します。

 

 

 

マット調に塗ってフレームに合わせます。

 

 

 

フレームも同じ塗料でボカシを入れます(マットだけど)

 

 

 

誰かの補修した接合部からはみ出ていた接着剤部分の処理が甘かったので見えてます

 

 

 

乾燥中

 

 

 

塗装が乾いたので組み立てていきます。

 

 

 

上部のパッキンの溝に少し接着剤が残っていたので下側へパッキンが押されている・・

 

 

 

止め具でパッキンが丸く戻りなんとか形状を維持できました。

 

 

 

バレルの組み立て完了。

 

 

 

開閉してもグラグラしなくなりました。

 

 

 

販売するなら、このぐらいまでは補修しないとダメだよねランクAっていうならね

 

 

 

組立完了。

 

 

 

補修もOK

 

 

 

初速計りました上のバレル

 

 

 

下のバレル

 

 

 

ニコイチだけど完成、バレルの展開KOヒンジも直ってガス漏れも無し。

 

 

 

マルシン・ダブルデリンジャー(バリューパック)6mm補修完了!

マットブラック塗装(※ニコイチ仕様)

 

※バキバキに割れていた同士を補修して合わせたニコイチ。

 

まさかの2回もUSED(中古)で購入したデリンジャーが破損状態で届くとはね・・

しかも同じようなヒンジの部分の破損。

世の中に販売された同じマルシン・デリンジャー達は今・・考えないようにしよう。

 

 

※更に追記・・もう一つのニコイチ・デリンジャー

補修した方のデリンジャーは破損パーツのフレームとバレルでニコイチにしたので

当然壊れていない状態のデリンジャーもニコイチで出来上がるわけです。

直す事ばかりに気を取られてUPするの忘れていました。

 

壊れていない方のパーツで組んだダブルデリンジャーです。

 

 

 

初速も計ってみた・・

 

 

 

補修した方と同じような性能でした。

 

 

ココがウィークポイントなんだね、壊れていないって素晴らしい!!

2回も破損を引いたからね~壊れていないデリンジャーが尊い。

 

 

 

 

※9月28日追加・・廉価版のバリューパックと通常モデルのヒンジ部分の違い。

 

 

 

(左)バリューパック廉価版、(右)通常モデル。

ヒンジ部分が違いました。

 

 

通常版のヒンジは中央の部分の幅があります。

 

 

 

バリューパックのヒンジは3等分したような幅で中央のヒンジが通常版より狭い。

 

 

 

廉価版(バリューパック)のバレルの開閉は慎重に行わないと破損する危険があるんですね。

廉価版はヒンジが弱く、壊れた物が出回る可能性が大なのでUSED商品は十分気をつけましょう。

 

※後日談というか補修のお話・・

あれから3回ほどABSの接着部分が剥離しました!

原因は組み替えにより微妙にずれていたヒンジの穴

バレルを開閉するときに穴の位置が違うので無理な開閉になり

接着面積の少ない部分に力が掛かってしまい剥離してしまうことに

ほんの少しバレル側の穴を広げて調整して現在は問題解決しています。

 

小さな接続面にABS樹脂を溶かした物を接着時に追加して盛りました。

 

 

 

一度割れてしまっているので溶着しても強度が不安

なので溶解力の強い溶剤でABS樹脂を溶かして弱い部分に盛っています。

 

 

何度目かの塗装

 

 

 

バレル内にホップUPパッキンが問題なく脱着できるように調整。

溶かして盛ったABS樹脂がアウターバレル内に入って固まったので削りました。

 

 

ホップUPパッキンが正常の位置に入らないと止め金具もピッタリ入りません。

 

 

 

ヒンジの穴の改修後は開閉もスムーズになり無理な力が掛からないようになりました。

 

 

 

バリューパックの6mmデリンジャー補修完了品(下)

あそこまでバキバキだったデリンジャー・・補修してちゃんと直ると愛着が出るね。 

 

 

 

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ルアー補修の要領でデリンジャーを直す

2022-08-29 | 修復・リペア

中古のデリンジャー(エアガン)を手に入れたら、破損している物だった・・

中古品だけど壊れているという表記はなかったんだけどね~

配送中に壊れたとかでもないみたい。

いつも買い物しているお店なんだけど、ここまで酷い物は届いたことが無かったので

検品する人が見落としたのだと思っておくことにした。

返品するのも面倒だし、中古の代わりの品物も無いと思うので・・

Jの技術で直る物なら直しちゃえ!ということで作業開始。

ルアーのリペアは良くしていたからABS樹脂なら何とかなるはず!たぶん。

 

 

届いたデリンジャー・・肝心なヒンジの部分が折れていてフレームも左右に割れていた。

どういうこと??

バレルを開いた状態で強い力が加わったような割れ方でした。

 

とりあえずエポキシで補修を試みる・・

左右に開いていたので貼り合わせ後にクランプ。

 

 

エポキシでは駄目でした・・フレームは力が掛かる部分なので接着剤では持たなかった

組み付けたあとで作動させたらフレームの割れた部分がまた開いた・・

内部の部品で外側へ力が掛かるパーツがあるみたい。

ヒンジ部分もハンマーが作動する衝撃でポロリ。

 

エポキシがダメだったので溶着することに!

ルアーを貼り合わせる要領で溶着後にクランプ。

 

 

デリンジャーは全分解して作業します。

 

 

 

ついでに貼り合わせの線も消しておきました。

MADE IN TAIWANの文字も削り落としておきます。

 

 

フレームだけの状態にまでして全体をサンドペーパーをかけて下地処理。

600番~1000番を使用。

 

 

ABS樹脂なのでラッカー(黒)のみで塗装。

 

 

 

パサパサの状態で半艶ぐらいに塗装。

合わせ目のラインは消えました。

 

 

フレームとバレルの簡単な構成なので塗装も直ぐ出来ます。

 

 

 

溶着後のクラックが残りました・・まあこれくらいならと組立することに。

 

 

 

組み立てて動作確認していたら溶着部分の乾燥が不十分だったようで

割れている部分の溝が広がり目立つように、また直す羽目になりました。

 

 

溶着部分の溶剤が抜けきっていなかったようで柔らかい状態で力が掛かったために

フレームが開きかけたようです。

クランプをして更に半日放置しました。

 

 

乾燥後もクラックが残って更に補修することに。

 

 

 

3度目の補修はバレルのみの分解。

 

 

 

エポキシを盛り削って再塗装しました。

 

 

 

補修後、時間を置いたらクラックが目立つように・・

 

 

 

補修した部分が痩せたみたいです・・

 

 

 

クラック部分を更に補修をかけます・・補修4回目かな?

 

 

 

盛っては削りを繰り返し作業。

フレームの割れていた部分の凹みが分かる画像。

 

 

盛った部分を削り込んだ状態。

 

 

 

4度目?5度目?の補修でほぼ傷の部分は目立たないぐらいになりました。

 

 

 

結局、リペアに2日かかりました。

樹脂が痩せるので溶着後は時間を置かないとダメということが分かりました。

 

 

(上)以前から持っていた同型のデリンジャー(下)破損していたので補修したデリンジャー

合わせ目部分のラインや、いらない製造国の文字も上手く消してリペア完了

破損していたのはマルシンのダブルデリンジャー(バリュースペックの廉価版)

ABS樹脂の製品だったのでガンガン補修できました。

完成後に動作確認したけど大丈夫でした・・直ってよかった。

(※値段の高い物なら返品して返金してもらったと思う)

 

 

※破損個所以外のリペア(スムージング)

フレームのMADE IN TAIWANの文字を消して塗装。

 

 

 

合わせ目のラインを消す(下)

廉価版の製品なので合わせ目の処理をしていないのかも。

 

合わせ目のラインを消す(左)やっぱり線が無い方がいいね。

 

 

 

 

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