前回とは違うお店でUSEDのデリンジャーを購入してみた。
お昼に届いたので前回破損していた部分を入念にチェック!!
今回は割れていない・・良かった~~~と思ったのも束の間!
ヒンジ部分のマイナスネジが齧ってる??
ココは打ち込みのピンなのでドライバーで回しても取れるはずがない。
自分もこのパーツは同じようにネジを齧ったので経験済み。
同じことする人がいるんだな~なんて思いながらバレルを開くと違和感が??
なんかグラグラする!!
良く見ると今回はバレル側のヒンジ部分にクラック!真ん中が破損している・・
マジか~マルシンのUSEDデリンジャーのヒンジは壊れているのがデフォルトなの?
バレル部分をバラシてみたら補修の仕方が雑、前オーナーの仕業かもしれません。
今回はお店の表記に商品がランクAと謳っていたけど・・
フレームに小傷もあるしとてもランクAには見えない?
補修した跡もあり更にはその部分が割れている!
ちゃんと検品したのかな?と疑うレベルです。
購入した値段に文句はないけど・・
この商品が「ランクA」はダメでしよ、「訳アリ品」とか「破損品」の部類かな
破損やダメな所はちゃんと明記して販売していた専門店なだけに今回は残念です。
まぁ・・それでも自分で直すけどね。

マルシン・デリンジャー6mm(バリュースペック)
前回の破損を直した物と同じだけど、やっぱり美品が欲しかったのでUSEDで購入。

「ランクA」なので今度こそ綺麗な物が届いたと思った・・この時までは。

当然ここは確認、問題無し!!

反対側も割れ無しでOK!! 今回は当たりのデリンジャーかも!

ん?ネジの齧りを見つける・・なんでここ弄るの?必要ないよね?

バレルを開けるとなんかグラグラして頼りない??

良く見ると補修の跡が見える・・えっ?まって何コレ。

打ち込みのピンを抜いて確認・・凄く嫌な予感!デジャブ!!

あちゃ~
今回のはバレルのヒンジが破損のお品なのか~はいOUT!!
お店は違えどマジですか~!

これのどこが「ランクA]の品物なのかな????

完全に割れてますやん!でも取れないのが不思議?

反対側も・・ここ最近こんなのばっかり掴まされる。

分解しようとしたら片方のバレルが何故か抜けて来ない?
補修した接着剤が流れ込んだのか??と思ったら・・

まさかのホップアップパッキンに割れたパーツを接着というか、くっ付いていた!
でABSの部分は剥離してた、だからグラグラしていたんだね・・
嘘だろ~なにこの補修の仕方・・いや補修とか言わんよこんなの。
パッキンの一部と割れたパーツで何とか分離しないで接合されていたのを「ランクA」?

ゴムとABSは接着できてるけどABSとABSまでは接着できなかったんだね・・
しかもここだけバッチリくっ付いていて剥がれないんだよ~
このままABSを溶かして接着するとパッキンとインナーバレルが抜けなくなる。

(左)今回のデリンジャー (右)前回補修したデリンジャー
ニコイチにするにしても組み替える前に、またバラして色塗らないとね・・
ちなみに自分が発売時に購入したデリンジャー(バリュースペック)は破損していませんが
マルシンのUSEDデリンジャーはヒンジの破損がデフォルトだと思った方がいいね。
マルシン・デリンジャー(Xカート)の現行モデルは補強されているかな?
※追記・・その後補修しました。
今回はバレル側の分解と接合&塗装でしたので前回のフレーム側より作業が楽でした。

ABSを溶着しました。
ホップアップパッキンに貼り付けてあったパーツは強引に剥がしました。
ゴムは切れませんでしたが、溝に接着剤が残ったのでマイナスドライバーで削る。

今回は樹脂に接着剤が残っていなかったので、すんなり接合完了。

溶着した部分とフレーム側との色を合わせるために塗装します。

マット調に塗ってフレームに合わせます。

フレームも同じ塗料でボカシを入れます(マットだけど)

誰かの補修した接合部からはみ出ていた接着剤部分の処理が甘かったので見えてます

乾燥中

塗装が乾いたので組み立てていきます。

上部のパッキンの溝に少し接着剤が残っていたので下側へパッキンが押されている・・

止め具でパッキンが丸く戻りなんとか形状を維持できました。

バレルの組み立て完了。

開閉してもグラグラしなくなりました。

販売するなら、このぐらいまでは補修しないとダメだよねランクAっていうならね

組立完了。

補修もOK

初速計りました上のバレル

下のバレル

ニコイチだけど完成、バレルの展開KOヒンジも直ってガス漏れも無し。

マルシン・ダブルデリンジャー(バリューパック)6mm補修完了!
マットブラック塗装(※ニコイチ仕様)
※バキバキに割れていた同士を補修して合わせたニコイチ。
まさかの2回もUSED(中古)で購入したデリンジャーが破損状態で届くとはね・・
しかも同じようなヒンジの部分の破損。
世の中に販売された同じマルシン・デリンジャー達は今・・考えないようにしよう。
※更に追記・・もう一つのニコイチ・デリンジャー
補修した方のデリンジャーは破損パーツのフレームとバレルでニコイチにしたので
当然壊れていない状態のデリンジャーもニコイチで出来上がるわけです。
直す事ばかりに気を取られてUPするの忘れていました。

壊れていない方のパーツで組んだダブルデリンジャーです。

初速も計ってみた・・

補修した方と同じような性能でした。

ココがウィークポイントなんだね、壊れていないって素晴らしい!!
2回も破損を引いたからね~壊れていないデリンジャーが尊い。
※9月28日追加・・廉価版のバリューパックと通常モデルのヒンジ部分の違い。

(左)バリューパック廉価版、(右)通常モデル。
ヒンジ部分が違いました。

通常版のヒンジは中央の部分の幅があります。

バリューパックのヒンジは3等分したような幅で中央のヒンジが通常版より狭い。

廉価版(バリューパック)のバレルの開閉は慎重に行わないと破損する危険があるんですね。
廉価版はヒンジが弱く、壊れた物が出回る可能性が大なのでUSED商品は十分気をつけましょう。
※後日談というか補修のお話・・
あれから3回ほどABSの接着部分が剥離しました!
原因は組み替えにより微妙にずれていたヒンジの穴
バレルを開閉するときに穴の位置が違うので無理な開閉になり
接着面積の少ない部分に力が掛かってしまい剥離してしまうことに
ほんの少しバレル側の穴を広げて調整して現在は問題解決しています。

小さな接続面にABS樹脂を溶かした物を接着時に追加して盛りました。

一度割れてしまっているので溶着しても強度が不安
なので溶解力の強い溶剤でABS樹脂を溶かして弱い部分に盛っています。

何度目かの塗装

バレル内にホップUPパッキンが問題なく脱着できるように調整。
溶かして盛ったABS樹脂がアウターバレル内に入って固まったので削りました。

ホップUPパッキンが正常の位置に入らないと止め金具もピッタリ入りません。

ヒンジの穴の改修後は開閉もスムーズになり無理な力が掛からないようになりました。

バリューパックの6mmデリンジャー補修完了品(下)
あそこまでバキバキだったデリンジャー・・補修してちゃんと直ると愛着が出るね。