みなさん、こんにちは。
第Ⅵ脳神経(外転神経)麻痺を伴う乳突炎をGradenigo症候群と呼ぶ。
痛みが第Ⅴ脳神経(三叉神経)第Ⅰ枝である眼神経の領域に広がることもある。
稀だが、第Ⅵ脳神経を侵さずに第Ⅶ脳神経(顔面神経)麻痺の原因となることもある。
これらは、錐体尖炎、乳突炎、髄膜 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
乳様突起圧痛は、顎関節後部のリンパ節炎、中耳炎、急性乳様突起炎にて認める。
リンパ節炎はリンパ節病変があり、以下のように他の2つが除外された場合に診断される。
小児の乳様突起炎では関節後部の浮腫を76%、紅斑を65%に認める。
写真:沖縄本島北部、本部町の . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
開頭術の既往を確かめるため触診する場合もある。
後頭部の触診をすると、後頭蓋窩に腫瘍を持つ患者ではしばしば不快感を示す。
回転性めまい、浮動感、また片側性の聴力低下を呈した患者では後頭部の触診をする。
副鼻腔炎が上顎洞と前頭洞にある場合は表面側で圧痛を呈しやすい。
この . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
特徴的な顔貌を発見した時は、カルテのgeneral appearanceの項へ記載する。
何らかの感情障害が疑われる表情を認めた場合は、頭部の項目でなく精神状態mental statusの項目へ記載する。
写真 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
顔にのみ出現する診断的意義の高い発疹にはSLEの蝶形紅斑がある。
僧帽弁狭窄症や肺動脈弁狭窄症で認める紅潮と区別する。
顔面の皮膚結核である、尋常性狼瘡とも区別が必要。
スライドガラスを病変部に置いて圧迫しながら観察すると、尋常性狼瘡の病変部は調理したトウモロコシ粒の芯のようにみえる。
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みなさん、こんにちは。
10年またはそれ以上喫煙を続けた人の約半分に認められる顔貌。
げっそり痩せこけ、しわがより、萎縮した灰色の皮膚が特徴。
顔の色つやは多血症によりオレンジ、赤、紫などを呈することもある。
年齢、日光曝露、体重変化が加わると喫煙群とコントロール群の違いは不明瞭になる。
  . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
Brueghel症候群は、報告した神経医の名前でなく、患者の顔貌を絵に描いた画家の名前を起源にしたユニークな神経疾患。
下顎ジストニアで、三叉神経の運動枝も侵し、大きく口を開けた状態になる。
成人発症の痙性斜頸の局所症状として現れることもある。
別のMeige症候群は、眼瞼攣縮が必須の症状で、中位、 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
慢性の両側性角膜炎。
鼻梁は広く平坦。
歯には切痕があり結節化。
門歯の間は広い。
4本の犬歯では中心に結節を認める。
写真:沖縄本島北部、本部町の風景です。
これを実践するだけで、 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
大きくなる帽子のサイズ、歯間間隙が拡大する下顎突出、いかつくなる顔貌、、、
これらは骨軟部組織の増大をきたす先端巨大症の所見だ。
1977年に「007私を愛したスパイ」でジョーズという役名での俳優Richard Kielの顔貌である。
先端巨大症の典型的顔貌は、鼻や耳の軟骨や眼瞼の組織が . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
肥満で糖尿病と高血圧を持つ患者ではよくCushing病が疑われる。
しかしその多くはCushing病ではない。
頬の脂肪と満月様顔貌はCushing病が疑われる所見である。
頬の脂肪を診るには、患者の真正面に立って耳を見ればよい。
顔面の脂肪により正面から耳が見えにくい場合を陽性と . . . 本文を読む