性行為歴の聴取は性感染症(sexually transmitted diseases:STD)を疑う場合には必須である。
原因不明の間質性肺炎として紹介された若年男性が、性行為歴よりMSM(men who have sex with men)であることが判明し、ニューモシスチス肺炎を伴うAIDSであることが迅速に診断されたというケースもあった。
潰瘍性大腸炎疑いで長期フォローされていた中年男性がMSMであることが判明し、アメーバ赤痢であることが判明したケースもある。
このように、性行為歴では、パートナーが異性、同性、異性と同性の両方、のいずれかであるかを聞く。
そして、パートナーの数を聞くようにする。
このとき、「あなたのパートナーは複数ですか?」と聞くより、「あなたのパートナーは何人ですか?」と聞いたほうが、より正確な性行為歴を聞き出すことができる。
最後に、アナルやオーラルなどの行為の有無と、コンドームの使用についても聞くようにする。
STDの病原体を保有する相手とのアナル行為では直腸炎のリスクがあり、オーラル行為では咽頭炎のリスクがある。
今回の症例では、最後の性行為は「1カ月前に妻と」とのことであった。
写真:沖縄本島北部、恩納村の海岸です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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