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後頸部痛のケース

2020-10-07 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
症例は片頭痛の既往のある45歳男性。
 
 
受診3日前、起床時より後頸部痛が出現した。
 
 
痛みが緩徐に増悪してきたため受診した。
 
 
 
前兆なく、痛みの程度は10/10Pain assessment tool)であり、臥位になると1/10程度に改善する頸部痛であった。
 
 
 
身体所見上特記すべき所見なく、緊張型頭痛、低髄圧症候群が疑われ対症療法で帰宅となった。
 
 
 
5日後、痙攣重責発作を生じ他院へ救急搬送された。
 
 
頭部MRIで脳静脈血栓症を疑わせる所見を認めたため当院救急転送搬送された。
 
 
 
入院後、抗凝固療法、レべチラセタム内服で経過良好であった。
 
 
 
入院中の詳細な問診で、海外より輸入されたタダラフィルを内服していたことが判明、また抗カルジオリピン抗体弱陽性であった。
 
 
脳静脈血栓症の初発症状は頭痛が多い。
 
 
ひどい後頸部痛の鑑別疾患に加えておく必要がある。

 

リゾートホテルがいくつか見えます。

 

 

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