日本には、長寿を祝う言葉がいくつかあります。
「喜」の字の草書体「」が、七・十・七と分解できるところから77歳を祝う「喜寿・きじゅ」
「米」の字を、八・十・八と分解して88歳を祝う「米寿・べいじゅ」
百から一を取ると「白」の字から、99歳を祝う「白寿・はくじゅ」
ここまでは、誰でもご存知かと思いますが、100歳を過ぎて108歳を迎えた日のお祝いを「茶寿・ちゃじゅ」と言います。
「茶」の字の「草冠・くさかんむり」は、古い書体では「十十」と書きます。
足すと二十。次ぎに、草冠の下に続くのが山の形。これを「八」とみます。
「八」の字の下に入るのが「ホ」の字。これを「十」と「八」に分解します。
すると、二十・八十・八で合計108。つまり108歳は、茶寿となります。
この語源には、茶の木が不老長寿のシンボルとされていたことから関連したとも云われています。
お茶にはビタミンやミネラル、アミノ酸が豊富に含まれているため、科学的根拠がない大昔からも長生きできる仙人の薬と、例えられていたそうです。
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