なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

なんて世の中だよ...

2022年04月02日 | Music & Life 

幻となったZUYAさんの「ねこ写真集」より


こんばんはZUYAさんです

一昨日の3月31日。棚卸ですっかり帰りが遅くなり、職場を出て駅のホームに立つと午後10時過ぎ。翌4月1日は早番なので午前4時30分に起きないといけないので、“家に着いてからどれぐらいプライベートの時間があるのかなぁ...”なんて考えながら、電車を待っていました

遠くから明らかに酔っ払いの歌声が聞こえて来て、ZUYAさんと同じ乗降口に立ちました。男3人、女1人の20代前半のグループ。スーツを着ていることから、仕事帰りに何処かで呑んでいたのでしょう

電車を待っている間に、一番酔っていると見受けられる「馬鹿(男)」が、事もあろうに傘を杖に模して“視覚障害者”の真似事を始めました。残りの男2人と女は止めもせずに、それを見て笑っています…


あのねぇ、世の中にはやって良いことと悪いことってのがあるのです。障害には数多くの種類があり、その中でも視覚障害と言うのは社会生活を営む中で、最も大変な障害の内の一つだと思っています。でも実際に世の中は“点字ブロックの上に障害物”が置かれていたり、“白杖”を持っている意味を知らなかったり、悲しいことに駅のホームでは落下事故が起こっているわけです

しばらく見ていましたが、限界が来て(※ZUYAさんはシラフです)、首根っこを掴まえてやろうかと思ったら仲間の1人が“障害者ごっこは止めておきましょう”なんてぬかしやがった…

4人まとめてホームドアの向こうに落としてやろうかと思いましたよ


昔から当ブログを読んでくださっている方はご存知だと思いますが、ZUYAさんは数年前に「同行援護従業者養成研修」と言うのを受講し、視覚障害者をサポートする資格を持っています。それを取得したきっかけは通勤途中に出逢う視覚障害者を手助けする内に、“オドオドせずに自信を持ってサポート出来ないものかなぁ”と純粋に考えて、その研修の場を探して数日通って資格を取ったわけです(その詳細はこちらを)


でもさぁ...

日本ってこんな国だったっけ?


          


今夜は帰りの電車内で座っているZUYAさんの前に、今度は学生と思われる若い男女が立っていました。別に気にはしていなかったのですが、少し経った時にあることに気が付きました、

この娘、俺の足(ブーツ)を踏んでるやないか...

うっかり踏んでしまっただけならまだしも踏みっぱなしで、しかも気が付かない(ありえなくないですか?)

流石に頭に来ていいましたよ

あのさぁ、俺の足を踏んでるんだけど?

そうしたら謝りもしない...


でもさぁ...

日本ってこんな国だったっけ?


          


今夜は本来の音楽ブログらしく、視覚障害のあるミュージシャンのアルバムをいくつか紹介しましょう。実は音楽業界、特にブルースやソウルの世界には盲目や弱視の方が多いのです。有名どころだと、Ray CharlesやStevie Wonderですよね



Ray Charlesの1959年のアルバムです

Paul McCartneyがライブ・アルバム「Tripping The Live Fantastic」(1990年)に収録していた「Don't Let The Sun Catch You Cryin'」のオリジナルを聴いてみたかったので、随分前にこのアルバムを買いました。ただアルバム自体はソウルと言うよりかなりジャズよりなので、恥ずかしながら滅多に聴かないアルバムの内の1枚になっています



偉大なるサザン・ソウル・シンガー、Clarence Carterの「Testifyin’」(1968年)と「Patches」(1970年)が入ったお得なアルバム。彼もまた盲目でありながら素晴らしい楽曲を残しています

中でも多くのミュージシャンがカバーしている「I'd Rather Go Blind」は実に素晴らしい。ZUYAさんも遠い昔、ステージでやっていましたよ。未だにカナダに行くと多くの人が“ZUYA、この曲をやってよ~!”と言ってくれます

でも盲目の人が“あなたを失うぐらいなら、目が見えなくなった方がマシだよ”と歌うのを不思議に感じるのはZUYAさんだけなのかなぁ



ロック系が好きな方にはこちら。Jeff Healeyの88年のアルバム「See The Light

彼は僅か1歳で癌により完全に盲目になりました。ジャケットを見てもらうとわかりますが、彼は膝の上にギターを置いて弾くスタイルなのです。騙されたと思って彼の映像をYou Tube等で観てみてください。楽器を齧っている方ならその凄さがわかると思います

普通にギターを構えているのならネックの太さとかでポジションは分かるものですが、上から押弦するスタイルでどうやってポジションがわかるのだろう...

残念ながら2008年に41歳の若さで癌で亡くなってしまいました。彼はカナダ・トロント出身なので、ZUYAさんのカナダの音楽仲間で仲の良かった連中がわりと多いです


さて、明日も“平和(ボケ)な日本”でありますように~

Have A Good Night, Folks!


ネズミの国にて



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (太郎)
2022-04-04 09:25:51
ジェフヒーリーを見た時衝撃でした。ギターの持ち方も、奏でるギターのトーンも。
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太郎さまへ (ZUYA)
2022-04-04 09:32:08
我々もある程度は指板を見なくても弾けますが、彼のようにギターを寝かした状態でのプレイは...

ミス・トーンもあることを願ってしまうのは“僻み”ですかね~
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