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本日は退院記念でブログ3本立て 】
さてPart2はZUYAの人生は初の入院生活を作り話も交えてお伝えします
7月16日にベッドが“空き待ち”だったので入院決定後数日待っての入院となった。写真にある一番新しい1号館9階に収容されることになった。
病院の所在はZUYAの大好きな御茶ノ水。何と言っても楽器屋街があるしディスクユニオンも一杯ある
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⇒んなこと言ってる場合ではなかったが(笑)
入院手続きはあっさり終わり、持ってきたものを片していると早速担当医師団がやってきて挨拶。正規の医者に研修医が2名(この時はこの正規の医者と後々揉めることになろうとは知る由も無い...)。一息つくと昼食。もちろん初の病院食で興味津々。しかもZUYAが普段バイトで出荷している野菜が使われているのだから
この日はなぜか眼科で検査を受け、全身のCTスキャンを取って終了。早速シャワー・ルームを使用。狭いが決して不便ではない。懐かしいカナダ・ウィニペグのユースホステル“IVEY HOUSE”を思い出させるようなシャワー・ルームだった
さてここまではなにやら旅行気分のようだがこの夜から激痛で睡眠を阻害されないように坐薬が始まった
初夜は予想だにしなかった真夜中2時過ぎに激痛でナースコール。“坐薬をします”と言われた時、恥ずかしいも何もとにかく痛いのだから“お願いします”と言うしかない。翌日からは毎夜24時に看護師さんが入れに来たのだが、よくよく考えるとこれは“前”を見せるよりお尻を見せる方が恥ずかしいかも
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しかもこういうときに限って看護師はみんな若く、ババア看護師がいない...
2日、3日と経って来るとだんだん要領がわかってくる。手術をしたり骨折をしたりして動けない患者でない限り入院生活は“時間をいかに潰すか”が重要なテーマのようだ
だいたい一日に1つか2つの検査しかなく1つだいたい30分前後のものが多い。まぁ外来と違って待ち時間が少ないのはありがたいが。それでも後の時間はベッドにいなくてはならないわけだ。これは苦痛である。しかもZUYAは日本で5本の指に入るくらい時間を潰すのが苦手なのである
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家から持ってきたCD40枚、本数冊ではとてもとても。次第に嫁に追加でいろいろ持ってきてもらいだした。あとは1階にあるampmに行くのも楽しみであり気を紛らわせてくれる。
となると一日の予定はだいたい、①検査、②食事、③シャワー、④TV、⑤CD、⑥読書、⑦昼寝の繰り返しとなる。
ZUYAがいたのは4人部屋。運良く“差額ベッド料”の要らない部屋になった。同じ設備でテレビがカード式でないだけで1日約7千円の部屋になるのだ。恐ろしい...病院はぼろもうけではないか!
入院した時は窓際に親父(60代?)が2名、通路側にお爺さん(70代?)とZUYAと言う配置だったがこの窓側のオヤジたちが何をトチ狂ったのか、てめぇ達が目が覚める朝4時とかに部屋のカーテンを開けやがる
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こちらは夜中は痛みで何度も目が覚めるし、早朝は眩しいし…、その上1人のオヤジはイビキもうるさい(>_<)
嫁は『アイマスクを使えば?』と言うがZUYAは毎晩“坐薬”なのだ…。アイマスクして看護師さんに坐薬入れてもらうって何かの“プレイ”みたいで…、日本のダーティ・ハリーと言われる硬派のZUYAがさすがにまずいだろう
で、初めの3日間は我慢したが4日目の朝はシメたかも。『まだ明るくする時間じゃねぇだろ!』って。次の日からカーテンは開かなくなった
入院一週間も経つともう口に出して“暇だ”、“退屈だ”と言い出す。とにかく入院したのに検査が1つどころか全くない日がある。イライラが溜まり医師に『 もっと検査増やして早く原因調べて治療してくださいよ! 』とくって掛かったら翌日から増えた(笑)。我ながら困った患者である
しょうがないから(?)看護師さんたちと仲良くすることにした(笑)。みんな若くて可愛いのだがどうもZUYAの好みではない。これは嫁の陰謀に違いないと退院した今でも疑っている
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まぁそういう考えだから初めはとても事務的だったが次第にみなさん心安くなった。謎は看護助手に1人だけ“クワバタリエの年の離れたお姉さん”みたいなのがいた。この人だけずばり“おばさん”なのだ
7月25日にガリウムシンチと言う検査のために浣腸を喰らった。何やら便が体内にあると撮影する画像に映ってしまうらしい。可愛い看護師さんに人生初の浣腸をやられて、撮影も済んだとほっとしていたら医師が申し訳なさそうな顔でやってきて申し訳なさそうにつぶやいた、
“...もう一度撮らせて下さい”と。
ZUYA:“え?”
医師:“今直ぐもう一度浣腸の準備をさせてますから...”
ZUYA:“え?”
何と再度撮影することになってしまったのだ
また別の可愛い看護師さんに“グサッ”...。もう死にたかった
この日は外出許可が出たのだが、ただでさえ脚が痛くてそろりそろりとしか歩けない上に浣腸2連発...さぞかし恐ろしい形相でZUYAは歩いていたに違いない。ZUYAがこの病院を選んだり理由の一つが冒頭にも書いた周囲に楽器屋、CD屋が多いことだ。ふらふらで歩いていてもさすがミュージシャンの端くれ、店内に入ると目を輝かせ次々と掘り出し物を発見、この日の収穫は何と言っても『 ロン・ウッド自伝 』である
翌週月曜日、火曜日とようやく嫁とお義母さん以外のいわゆる“見舞い”客がやってきた。その中に姪っ子もいたのだが“おじさん、ハッピー・バースデー”と言われた。そう次の日は36回目の誕生日だった。“おじさん”と呼ばれ、その上これがハッピーなバースデーなのか...(もちろん姪っ子に悪気は一切ない!)。
ZUYAこの時入院12日目疲れつつあった
※Part3に続く...