陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

リーダーの条件

2010-04-24 18:03:48 | Weblog
過日のブログで、舛添(要一)がいう「リーダーの10の条件」に触れ、
条件なんぞ、一つで十分と書いた。
今日は、それを補足しましょうぞ。

舛添のいう条件とは、
どうせ、「先見力」とか、「リーダーシップ」とか、「決断力」とか、その類でござりましょうよ。
著作を読まなくても容易に推測できる。
ここで舛添がいうリーダーは、内閣総理大臣を指しているが、
総理大臣に、上の様な枝葉のことはどうでも良いのでござりますよ。
必要なものは、そんなものではござりませぬ。

では、それは何かと言えば、、、
俗にいう「伯楽」でござります。
ワタシが言う伯楽とは、
馬の見分け方とか、人物の登用とかにとどまらない、
ものの『本質を見抜く力』を指しているのでござりますがね。

舛添が言っているのは、
馬でいえば良馬の条件を言っているのであり、
名馬は、良馬とは決定的に違うのでござりますよ。
内閣総理大臣は、一国のリーダーであり、本来的に名馬でなければなりませぬ。
或いは、名馬の範疇に入るとみなしうる者でなければなりませぬ。
それを相対的な良馬で選ぶから、ダメなのでござります。

勿論、名馬なんて、そうどこでもいるものではござりませぬ。
しからば、それを見つけ出すのでござりますよ。
周の文王が太公望 呂尚を見い出した様に。
各政党は、その発掘が最大の仕事でござりますよ。

普天間の基地問題だって、
普天間問題の本質を見極めれば、何をどうすべきかが見えるワケで、
単に、県外・国外に移せばそれでオワリというものではござりませぬ。
沖縄の負担軽減は確かに重要だが、それは本質ではござりませぬ。

そこのあなた、何か言いたそうですな。
「ジブンのことを棚にあげて分かったようなことを言うな」と顔に書いておりますぞ。
ワタシが何故にプアであるか、それをつらつら考えた末の結論の一なのでござります。
ワタシは、伯楽ではなく、且つただの駄馬でしかなかったのでござります。
それが分かったからこそ、見えるものがあるのでござります。
面白いものですなあ。

ハトヤマ氏は、政権を投げ出す寸前の様に見えるが、
無論、氏には、それなりの能力はあるのだろうが、
結局のところ、名馬ではなかった、ということでござりましょう。

ただ、考えるべきは、名馬は最初から名馬というわけではなく、
良馬が修養・鍛錬することで名馬になるのでござりますよ。
言うまでもなく、駄馬はハナからダメでござりますがね。
コメント
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