陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

方便

2011-02-15 08:56:02 | Weblog
昨夜から雪になり、
今朝は少し早く家を出て、駅までトロトロとバイクで走り、出て参りましたぞ。
転ばずに出社でき、めでたい朝でござりました。

ハトヤマ氏が、
米軍普天間基地の県外移設の断念理由に関し、
「抑止力の言葉を使ったのは方便」と言うたそうな。

ほう、なかなか正直なお方でござりますなあ。
抑止力云々は、後付けの説明で、シモジモに分かりやすく言うた言葉なんだそうな。
感心させられますなあ。
このハト氏には。
シモジモのことを考えながら言うてくださるんですからなあ。
なかなか、そういうリーダーはいませんぞ。
今思えば、不世出の総理でござりましたなあ。
残念なことでござります。

念のため、「方便」の意を調べると、
第一義に出てくるのが、
仏教用語で「悟りへ近づく方法、悟りに近づかせる方法」を指すそうな。
ふむ、ふむ。なるほど。
ハト氏はこの本来的な意味で言うたに相違ござりませぬ。
なかなか、言えることではござりませぬなあ。

社民党などが、「嘘も方便」と大反発しているが、
これはハト氏の本意を捻じ曲げた解釈でござりますよ。
素直に理解をしてさしあげねばなりませぬ。

一方、民主党内でのオザワ問題は、
今日の常任幹事会で「党員資格停止」処分を提起する方針なんだそうな。
いよいよカン氏のハラが固まりましたなあ。
カン氏にしては、清水の舞台から飛び降りる心地の、大決断でござりましょう。
ハクシュでござります。

え?
「党員資格停止なんぞ、何の意味もない?」
いえいえ、そんなことはござりませぬ。
大英断でござりますよ。
カン民主にとって、そもそも「処分」した、それ自体に意味があり、重要なのでござります。
内容なんぞ、どうでも宜しいのでござりますよ。
何よりも、処分した「形」が大事なのでござります。
それにより、何とでも説明できるではありませぬか。

国民は、このカン氏の決断を期待しているのでござります。
右へ行くか、左へ行くか、ミミズも決断するのでござりますからなあ。
オケラだって、決断しながら生きているのでござりますよ。
カン内閣の支持率が、20%前後だそうだが、
事ここに及んで、まだ20%も支持があるんだから、
素晴らしいことでござります。
カン氏は自信を持って全ての事案に臨めば宜しい。

しかし、これだけ腰砕け政治が蔓延しても、20%も支持があるとは、
世の中、不可思議なものでござります。
世の中の利害はさまざまだから、
誰が何をやっても、一定の支持はあるのでござりましょうなあ。
コメント
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