陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

高僧の脱税&詐欺のお先棒

2011-02-17 08:59:02 | Weblog
金閣寺・銀閣寺の住職で臨済宗相国寺派管長である有馬頼底(らいてい)という高僧が脱税をしていたんですと。
報道によると、2007~2009年の3年間で約2億円。
揮毫料(書画を書くことへの報酬)を個人で受け取り、申告しなかったそうな。

信じられませんなあ。
報道は何かの間違いか、誤解でござりましょう。
僧侶で、それらのお寺の住職ともなると、人格識見がずば抜けて立派なお方に相違なく、
そのような高僧が、そんなことをする筈はありませぬよ。

僧侶は、人間的な欲望からオノレを解放する修行を積み、
その積み重ねの下に人を指導する立場にたち、
更に、世を導く高僧となるのでござるゆえ、
高僧が、世俗まみれで存在することなんぞ、あるハズがござりませぬ。
上の行為は、世俗まみれどころか、世俗の中でも「ゲス」そのものですぞ!
その人格が。

え?
依頼した美術品販売業者の中には、
同氏の掛け軸を特定の人にしか販売されない物だと偽って高齢者らに1点約40万円で売ったことで、特定商取引法に基づく業務停止命令を出した美術品販売会社「日彫(にっちょう)」が含まれている
ですと?
高齢者を狙う悪徳業者のお先棒を担いでいたんですと?

え?
「揮毫料は志納金と考え、約20年前から申告していなかった」
ということで、
多数の掛け軸や茶道具に書を書き、1点当り3万~5万円をもらっていたんですと?

う~む。
反論できる材料は何もござらぬが、
やはり、何かの間違いでござりましょう。
この有馬何某にかかわらず、お坊さまは世俗を超越してらっしゃるのだから、
そのようなことをするハズがござりませぬ。

え?
「世俗を超越しているからこそ、世の常識にとらわれない好き勝手をしている」んですと?
あゝ、そういう解釈もありますなあ。
ワタシも世俗を超越する修行に出てみましょうかのう。
コメント (1)
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