復興基本法が成立

大震災の復興基本法が成立しましたぞ。
3カ月を過ぎての成立だから、ワタシの想像を超えた速さでござります。
ワタシは、成立は現地に人が誰もいなくなる3年後と思うていましたからのう。
政府は、それを、つまり人がいなくなるのを待っておるのでござりますよ。
大胆な復興を行うには、ニンゲンが邪魔でござりますからなあ。

世に示しがつかないから法律（形）だけは作ったが、
しかし、上の魂胆があるから、中身は遅々として進まぬでござりましょう。
現地の皆さんや、政府の支援なんぞに期待をよせると、その期待は粉々に打ち砕かれますぞ。
判っておられると思うが、アタマの片隅から離してはなりませぬ。

敗戦後、民間人が外地からひきあげるときの状況を思い出してごらんなさいな。
政府や国家なんぞをアテにしてはなりませぬのぢゃ。
どうにもならぬほどの最低限のこと、それらしき形だけは整えるだろうが、
それ以上は、能力からして所詮ムリなのですぢゃ。
プア国家、プア民族の宿命でござります。
敢然と、その宿命に立ち向かう気構えのある人間だけが生き残るのでござりましょう。
ワタシなんぞは、それを考えるだけでダツラクでござります。

え？
それは違う？
政府なりに懸命にやっている、ですと？

そうなのでござるか？
それならもっと早く、的確な対処ができていると思いますがのう。
懸命にやってこの程度とは、ひょっとして無能の証ではござらぬか？
だとすれば、ワタシと同じでござりますなぁ。　

▼原発避難：精神的苦痛の賠償額10万円／月
事故発生後6カ月間の基準額を「１人あたり月10万円」で、
体育館などの避難所で過酷な生活環境を強いられた期間は、プラス2万円ですと。
6カ月から1年までの第2期、1人あたり月額5万円なんですと。
ふ～む。
金額の得非はともかく、回りまわって電気代その他で、ワタシやあんたはんが負担するんですぞ。
労働意欲がフツフツと湧いてきますなあ。
さあ、今日も頑張ろうではござりませぬか、ご同輩。

▼税と社会保障の一体改革
政府・与党案の決定が先送りされたそうな。
「2015年度までに消費税率10％へ引き上げ」と明記した最終案に対し、民主党内の反発が強いという。
そりゃあそうでござりましょう。
カンへのあてつけのみならず、
根本的に、10％にしたから解決、というワケではござりませぬからなあ。
当座10％へ、ただそれだけで、その先の見通しがない「改革」なんぞ、改革の名に値するのでござりましょうや？
マ、なし崩し一体改革ということなのでござろうが、
それさえも出来ぬとあらば、どうなっておるのでござりましょう。