某所から新しいNEXの写真が出てきました。
現行のNEX3/5に対する上位機種の”7”だそうです。
スタイルを見た時に感じたのは
「なかなか格好良いではないですか」
ファインダーを内蔵する初のNEXですが、
何やら格好が1980年代後半から90年代にかけての
SONY製品に似た雰囲気に思えるのです。
あの頃のソニーは輝いていました。
(今でも自分にとっては輝いているけど)
”デジタル”というものを強く打ち出したサイバー感覚あふれるデザインや
独特のその機能・体系は「他の先を行くソニー」を強く感じさせ、
実際ソニーが関わって創り出し、今は普通になったものも
少なくありません。
(CD、MD、古くはトリニトロン、トランジスタラジオなどなど)
逆に独自性や新規開拓を優先するがあまりに
孤立したり、それが元で滅んだりしたものも多々あるのがソニーらしさですが(^^;)
(ベータのビデオはその代表格、MSもそうなりつつあります)
私が先に言った時代に一番関心を寄せたのはAV機器。
ソニーが一番強いジャンルです。
私が高校生だった頃、もっともホットだったのはミニコンポ。
ソニーのD.D.Liverty V925はそれがもっとも顕著なモデルでした。
今や業界標準用語となったDSP(デジタルシグナルプロセッサー)という呼称を
最初に使ったのはこれのプリアンプだった筈です。
話が逸れました。
閑話休題。
NEX-7,なんだか分かりませんが当時のソニーっぽい匂いがします。
色のせいなのか、エッジが立ったデザインのせいなのか。
いずれにしてもNEXで初めて琴線に響くデザインです。
ただ…
やっぱりレンズがでかいのですよね(^^;)
マイクロフォーサーズを買った理由が
「単焦点レンズにおいてコンデジ並みのコンパクトさ」だったのですが
これではやはり、自分にとってマイクロフォーサーズを代替するものには
ならないかと思います。
あとはNEXはレンズが少なすぎます。
レンズ交換式の魅力は、そのまま交換レンズの豊富さでしょう。
そういう意味ではボディのリリース数に対してレンズが少なすぎです。
コンパクトで写りの良いレンズが増えてくれたら大いに考えますが
それまでにマイクロフォーサーズのレンズが増えて
動けなくなる可能性が高そうです(^^;)
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ファインダー(EVF)が付いたボディといえば
マイクロフォーサーズにもGF-PROと呼ばれるボディが用意されつつあるそうで
世のお洒落カメラ好きの熱い注目を浴びているようです。
しかし…カメラ好きはファインダーがお好きですね(笑)
パナソニックにはかつて熱い目線を集めたカメラがありました。
LC1というカメラがそれで、モダンクラシックとも言えるそのデザインは
ライカと共同でデザインされ、ドイツの学者も参画して、
M型をデジタル化する雛形としてデザインされたという話を
どこかで聞いたことがあります。
私も同型のライカ・デジルクス2というカメラを持っていましたが
デザインに優れるだけでなく、非常に扱いやすいいいカメラでした。
(カメラが増えすぎたので手放しましたが…)
LC1の評判が良かったせいか、パナのフォーサーズ一号機は
LC1をまんま大きくしたようなL1というカメラでした。
正直に申しまして、GF-PROはLC1のサイズを持ったまま、
一部を手直ししてマイクロフォーサーズ化してくれれば
多くの期待に沿えることができると思います。
(きっとみんなそれを待ってるはずでしょう)
L1は大き過ぎました。
あの形はほどほどに小さいからカワイイのであって
あのサイズは不気味です(^^;)
デジルクス2は手放した今でも胸が痛むカメラです。
正直に言いまして…LC1のデザインのマイクロフォーサーズ機が出たら
予約して買うと思います。
でも…間違っても某社のコンパクトデジカメのような
思想も何も無いコピーデザインになることは避けて欲しいです。
あれは中国のコピー商品を笑えませんです。
学ぶべきはその理念。
形だけ真似ても駄目だと思います。
そういう意味でM型を現代に昇華させたLC1のデザインは
素晴らしかったと思います。
古めかしく見えるのに、実際は思いきり新しい。
こういうのは好きです。
上記、まとまり無い話でゴメンナサイ…!
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