ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

5ちゃんねる

2012年01月12日 21時59分46秒 | クルマ(その他雑談)

昨日、知人のUstream中継のチャットに参加していた時に
懐かしのマツダ5チャンネル時代の話が出ました(^^;)
マジ懐かしいです~。


以下、記憶だけを頼りに書いているので
間違いがあってもスルーでお願いいたします(^^;)
(たぶん大丈夫だと思うのですが…)





バブル華やかりし頃、マツダさんは攻めの姿勢で
国内販社を5チャンネル化して拡販(?)に出たのです。

従来からあったマツダ、オートラマ(日本フォード)に加えて
アンフィニ(マツダオート)、ユーノス、オートザムを加えて
一気に業界トップメーカーと同等の販社5チャンネル化達成…
しかし既存販社を衣替えする形だったため
かえって販社間が疎らになったのではないかと
今は思っております。
マツダ店以外で共通しているのは「マツダの名前と匂い」を
完全に消す形で販売戦略をしたことでしょうか?
当時は「何もここまで…」と正直思いましたが…。



その後の詳しいことは皆さんご存知かと思いますが、
その5チャンネル化の際に各販社向けの専売車種として
兄弟車がたくさん作られたのも覚えていらっしゃると思います。

特にカペラ後継のクロノスにはすごくたくさんの兄弟車が出まして
とある評論家先生が「全部言える人がいたら表彰してもいい」と言ったので
しゃかりきになって覚えたのも今となっては懐かしいです。


まずマツダ店扱いのクロノス。
V6エンジンを積んだミドルセダン。
KFエンジンはしゅんしゅん回る好みのエンジンでした。

フォード店にはテルスター。これは基本的に顔と尻以外はほとんど同じ。
後述のMS-6と同じ5ドアもあります。

アンフィニ店にはMS-6。これはクロノスの5ドア版。
これと同じ5ドアがテルスターにもありました。
同じくアンフィニ店にはクロノスベースの4ドアHTのMS-8がありました。
このクルマは世に先駆けること10年…。
インパネシフトとかサンルーフに仕込んだ太陽電池で車内換気をするシステムとか
そういったものを装備していました。プリウスさん聞いてますか(笑)
そしてさらにはスペシャリティークーペのMX-6もありました。
不思議に尻が長い変わったフォルムのクーペでした。個人的にはすごく好き♪
2.5V6はけっこう速かったんじゃないかと思ってます。

ユーノス店にはユーノス500.これは幅狭ボディでした。
同じく世に先駆けること10年、小さな高級車というコンセプト。
プログレさん、ブレビスさん、SAIさん聞いてますか(笑)
1800V6+5MTのGTiなんてマニアックグレードもあったのです~。
そして世界初の2.3LミラーサイクルV6エンジンを搭載した
ユーノス800(後のマツダ・ミレーニア)もシャシー含めた兄弟車でした。

オートザム店にはオートザム・クレフというスポーティーセダンが。
顔と尻以外はほとんどクロノスですが、こっちは2.5+2.0がメインで
カジュアルなスポーツセダン仕立てでした。


先ずはここまでが5チャンネル併売時代です。

その後反動が出たかのようにチャンネル統合に進む訳ですが
その後に出たクルマもクロノスのシャシーを流用してきました。


マツダ・ランティス&ランティスクーペは個人的に大好きな一台。
日本車で初めて衝突安全性をCMに用いたクルマでしたっけ。
「ランティスアピール」覚えてますか? GOAが最初じゃないですよトヨタさん(笑)

名作ランティスも商売的に上手く行かず、最後は先祖返りで
みんなひっくるめてカペラに再収斂したのは皮肉な気もします。
カペラもシャシーは流用だったはずですがエンジンは違うので
一応ここでは別としておきたく思います。



クロノス
テルスター
MS-6
MS-8
MX-6
ユーノス500
ユーノス800
クレフ
ランティス


合計9車種…よくも作ったものだと思います。

あまりに兄弟車を一気に出したせいで
粗製乱造みたいに言われることも多いですが、
個人的にはどれも良いクルマだったと思います。
足が良くて、しゅーんと吹けるV6エンジンとの組み合わせで
軽快でクリーンな新しい日本のセダン像を見せてくれたと思っています。

この頃のマツダは昔ながらの頑丈で物持ち良いマツダの伝統を色濃く残す
最後の世代だったかとも思います。
そういう意味でも良いクルマ達だったと…。

個人的に今でも素晴らしいと思うのは
マツダ・ランティスとユーノス500、800でしょうか?
スタイリングではMS-6も大好きでした。(私は5ドア好き)

珍車度で言えばクロノス2500GTがトップかと。
次点はユーノス500GTi、クレフも確実に現存数は少ないでしょう。
ユーノス800もミラーサイクルエンジン車は希少だと思います。




商売的には上手く行かなかったのかもしれませんが
マツダの5チャンネル戦略は見ていて楽しかったです。
あのクルマたちも忘れず覚えています。
今後も忘れることは無いと思いますです。




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コメント
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