ナベブログ

クルマ好きな元同人絵描き
わたなべやすおのブログです。
(現在は同人活動は無期限休止中です)

気をつけてどうぞです。

2012年01月19日 02時38分28秒 | クルマ(その他雑談)


先日のことですが、
出社時に、田舎道にて自分の前をゆっくり走っているセダンの
後について走行しておりました。

速度はゆっくりです。
法定速度にも達しない速度です。
でも前のクルマは左右に若干ふらつきながら走っています。
マークこそ貼っていませんが、窓越しに運転者が高齢者であることは
簡単に判別できました。
ちょっと危ない感じだったので、いつでも止まれる速度で
ついていったのですが…。

対向車のワンボックスが接近してきて
「ぎりぎり通すと危ないよ~」と思っていたら
前のセダンはウインカーもたかずにいきなり右折を始めたのです。

どうやらそのセダンは横の砂利じきの小路に入ろうとしたようなのですが、
対向のワンボックスは寸前でいきなり真横に立ち塞がられてしまって急停車です。
正直ぶつかる寸前だったと思います。
「やったか?」と思ったくらいでしたので…。
私もワンボックスのオジサンも目を丸くしてセダンの行く姿を見ていましたが
雰囲気から察するに、セダンの高齢運転者は対向車がいたことにも
激突寸前だったことにも気付いていない風でした。





最近ニュースで交通事故の話を見ていると
高齢者が加害者となるケースがすごく多いように思えます。
先日もお店の中に車が飛び込んで人を押し潰してしまったという事故がありましたが、
その加害者は高齢者で、アクセルとブレーキを踏み違えた…という話でした。

これに限らず高齢者が運転操作を誤っての事故は多く見ますし、
実際街中でも高齢者が傍目にも危険な状態で走行していることが
多く見られる気がします。



高齢者の移動に関する問題は複雑で、
足腰などの身体機能などが衰えることもあって、自動車への依存が高くなることは
十分考えられることではあるのですが、
認知や判断に対する能力が衰えた状態で運転することで
事故へ巻き込まれることや、さらには加害側に回るケースが増えることも
少ないとは言い難い状態であるかと思います。

確かに高齢者の方の移動手段は確保されねばなりませんが、
認知判断、そして運転操作能力が落ちた状態で運転をすることは
社会的に見ても危険性が高いのではないかと思います。

その年になってから交通事故加害者になるような事態は
どちらにとっても不幸です。



理想は高齢者が運転免許を返納しても移動手段が確保される社会です。
ただこれは行政や企業がバスやタクシーを用意する…って話だけではなく、
家族や親族単位で一族の移動手段について考える必要もあるのだと
私は思います。
また場合によっては家族などから「もう運転は無理だよ」と言ってあげることも
必要なのかも知れません。
きっと「まだ大丈夫」と思っているからこそ運転しているのでしょうけど
そういったことは社会通念や常識で考えねばならないことです。
もちろん行政や企業サイドからも手は打たれねばならないと思います。



クルマは便利ですが、その便利さの影には大きなリスクがありますし、
そういったリスクは極力押さえ込まねばならぬと思います。


私も何時か運転能力を失う日がやってくる筈です。
私個人としてはクルマが好きな人間としてクルマの安全を守るために
その日がきたら免許証を返納するつもりでおります。

そういう日がやってきた時に…。
それより早い段階から高齢者のモビリティが確保される世界になっていることを
祈りたく思います。


それまでは皆様、
どうぞお気をつけて…
用心にも用心を重ねて運転なさってくださいませ…。


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