だいぶ前、糸井重里氏が、NHKのTVで話したことである。
「眠くなったら自然に寝る、起きたくなったら自然に起きる」というのである。
どうもこの話が気になっていた、何故かというと、これこそ本当の睡眠のあるべき姿ではないかと思えたからであった。
「決まった時刻に寝て、決まった時刻に起きる」のが、規則正しい生活であると、教え込まれ、躾けられてきたが、さほどすっきりとした寝覚めが感じられない。
最近、ラジオで睡眠についての話があった。 シャキッと目覚めるのは、何かに緊張しているからなのだそうである。正常な目覚めは「なんとなくの目覚め」なのだそうであるという。
なんとならば、睡眠学や脳の生理学が進むにつれ「睡眠は自分ではコントロールできない」ことが明らかになったという。(体の方が勝手に睡眠のリズムをつくるとのこと)
なんとなく目覚め、少しぼんやりした状態で朝ごはんを食べ、段々に目覚めるのが正常な目覚めだというのである。
時間を決めて睡眠をとるのは間違いで
「したいように睡眠をとる」=>「したいよう睡眠」こそが正しい睡眠だと言う。
これこそ、糸井氏が言っていた「チャランポラン睡眠」であり、これこそ理想的な睡眠なのである。 チャランポランが一番、糸井氏の言やよしである。
チャランポランな生活は、引退して初めて実践できることである。
気ままに寝て、気ままに身体の要求に応じて起きるのが、本来のあるべき睡眠のとり方である。チャランポラン万歳である。
追記:
どうも日本人は、形にはまり過ぎの嫌いがある。これは教育も大きく関係しているのだろうが、国民性もあるようだ。
も少しゆったりとした、伸びやかな、チャランポランな、生き方のできる人間になりたいものである。