イタリア人はおしゃれだ、とガイドさんが説明してくれた。
小生のヨーロッパ旅行はたったの二度目で、他国と比較するだけの知識はない、またファッションにも全くの音痴である。
前回のスイス・ドイツなどに較べると、ガイドさんの洗脳のせいか、何とはなしにおしゃれなような気がしたが、さしたる確証はないのである。それで、ガイドさんの言うことの受け売りをしてみた。
その第一は、春の暖かい日でも高価な毛皮や毛織のコートを着て外出することなのである。最高の贅沢を平素から心掛けるとでも言うのであろう。
たんすに仕舞い込んでいるより遥かに有効で気持ちを豊かにしてくれるのであろうから、大いに真似るべきことだと思われた。
ルイビトンの前の可愛らしい子犬を連れた方、なんとも優雅な有閑マダムのように思えた。
白い毛皮の女性、なぜか大変急いでいたので、優雅さには欠けた。
黒い毛織コートを着た新聞片手の方、なんとなく寂しそうな感じがした。
二人連れの方、ゆったりと買い物をしていたが。 年配の女性は、毛皮がよく似合っている。
春で少しくらい暖かくても着ればよいではないかと思った。
しかし、小生にとって今回一番印象的だったのは、ミラノの画廊にいたこの女性である。実に絵になるのである。絵になる人は、別に毛皮を着ていなくても、絵になるのである。
そして、旅行中気が付いたのが、足元のブーツである。この写真は、イタリア在住のガイドさんの足元である。
3名の日本人ガイドさんにお目にかかったが、全員スカートにブーツだった。皆さんとてもブーツがよく似合っていた。
ブーツには、スカートである。そのためなのだろうか、日本に比較してスカート姿が多かったように思えた。これが一段と脚線美を強調するのである。これもよいものである。
若い人たちの高価な毛皮姿は皆無だったが、反面ブーツ姿は多く見られたのであった。
イタリアでは、パンツと言うのかジーンズと言うのか、ズボン姿は日本ほど多くは無かった。これもよかった。