最近では旅する人(外出する人と言ってもよいだろうが)の殆どは、必ずと言ってもよいほどカメラやカメラ付き携帯電話を携えているのであるが、小生も同様である。
ここ数年小生にとって特別な出来事としては、この道連れに変化が起きたことである。
三年くらい前から、手帳と歳時記が増え、更に昨年夏以降電子辞書(歳時記と当然ながら漢字辞書用として)が増えたのであった。これは旅先で俳句を詠むときの必需品だからである。
続いて一昨年から、ついに鉛筆とスケッチブックが増えたのである。以前は写真を撮っておけば何とかなるかと思っていた水墨画は、結局は現地でのスケッチなくしてはどうにもならないことを思い知らされて以降である。
差してたる荷物になるものではないので、持ち運びでは大した負担ではないが、これらの道連れには困ったことに他人に嫌われることがある。
どちらの道連れも働き始めると最低でも1時間とかなり時間が掛かるのである、こんな訳で人様の道連れにご迷惑をかけるため、自然と単独行動にならざるを得なくなってしまったのである。
吟行や絵画教室のスケッチ旅行と各種の団体旅行への単独参加以外には、グループで行動する機会を失ったようである。 こんなわけで今後は益々単独行動が増えてきそうである。