小生の左膝半月板手術について少し書いておきます。14日入院・15日手術・16日退院の予定でいましたが、結局18日まで入院しました。
今回「退院可能」の意味がようやく判りました。
すなわち退院可能とは「入院して行う医学的な処置が必要なくなった」事を意味するもので、患者として自由に日常生活が可能となるという意味からすると多少異なるように思いました。
医術的な処置は確かに16日で終了したのですが、自宅での日常生活に松葉杖が必要な状態では不便なので、二日間入院を延長しました。
家内が存命であれば16日の退院は可能だったでしょうが、独りで食事の準備・トイレなどを松葉杖で行うのは不可能ではないにしろかなり困難と感じたからした。
今日は19日ですので、溜まった洗濯を二回行い食事も自分で準備しています。 左足なので、自動車の運転は自由にでき、入退院全ては、独りで車を運転しました。
松葉杖は借りて帰りましたが、買い物などの外出時の比較的長い距離の歩行以外には使う予定はありません。
25日が抜糸の日です。それまでには、膝の腫れや手術時切り開いた2箇所の小さな穴1cmくらいのものの傷の痛みが無くなるのだろうと思っています。
今回印象的だったことを少し。
その1:右腕に消えにくいサインペンで、小生の氏名を書き込まれたことと、重要な処置のとき必ず氏名を発声させて個人の確認を厳格に実施したこと。
(患者の取り違い事故防止なのでしょうが、小生にはとても面倒でした)
その2:手術前日、「美空ひばり」の曲をリクエストしました。これは手術中BGMとして聞くためでした。実際に楽しんで聞けるのだろうかと危惧したのですが、意外に気持ちを落ち着かせてくれて、手術前半は結構楽しんだのでした。
その3:手術中モニターを見ながら医師と相談しながら手術すると聞かされて、そんな気持ちのゆとりがあるものだろうかと半信半疑でしたが、こちらも意外や意外、まるで他人がプレイしているゲームをそばで見ている感じで、手術後半は美空ひばりの歌も忘れて、見とれていました。
その4:術後2時間くらいで麻酔が抜け足を動かせるようになり、できるだけ歩けと言われトイレも極力自分で松葉杖でと思いましたが、手術日の夜はギブス状にぐるぐる巻きの状態でうまく膝が曲がらず、その夜は看護師と車椅子のお世話になりました。
翌日昼、ギブス状の包帯を取り除き、2箇所の絆創膏のみになると、確かに松葉杖で歩けました。(家族の補助があれば、十分自宅での療養は可能だと思いました)
その5:病院食を初めて見た瞬間、なんと質素な和食なのかと驚愕と感嘆でしたが、以降段々慣れて数少ない楽しみとなりました。とても健康的な魚中心の和食でした。この食事に飽きる前に退院できたのはラッキーでした。
(我が家の食事のカロリー制限と野菜中心の献立に変更する必要を感じたのでした)
その6:6人部屋には、大きな鋼塊に大腿骨を押しつぶされた旋盤工の美男独身男性がいました。性格もいいのでしょう、入れ替わり立ち代り話に来る若い美人看護師の人気者で、始終若い人達の楽しそうな会話を楽しめました。
ここまではとてもよかったのですが、高齢者の小生には、通りいっぺんの職務上の会話のみしかしてくれませんでした。ここでもまたまた歳を感じさせられたのでした。
(この格差が一番不快な出来事でした)
次回は、モニターの写真や入院中撮影したものなどを参考に、半月板の治療について書いてみる予定です。
身近に半月板でお悩みの方が居られたら、参考にしていただきたいと思います。