昨日より今日を!今日より明日を! 夢と希望がある限り命輝かせて生きていこう!

「夢を描こう!」「 夢を語ろう!」 「夢を形にしよう!」 楽しもう76歳を!

引っ込まないで、自分を活かして生きたい。

2007-07-27 21:32:30 | 輝いて生きる
朝、最寄の駅ビル内にある喫茶店に寄って、資料を校正していたら
ななめ向かいに座った男性が店の女性と親しそうに話し始めたので
なにげなく目を向けると

 ”家内にどこか行って、と追い出されて、行くところがないからまた来た”

どうやら、この店によくくるみたいだ。

63-4歳くらいだろうか、きちんとした身なりの品のいい男性だ。

定年でリタイアした人なんだろうか・・
なにもしていないんだろうか・・
と、勝手に想像しながら

 ”行くところがない”ということばが、気になった。

いつもそうなんだろうか?もし、そうであれば辛いやろうなあ・・
なんだか気の毒になった。

それにしても、もったいない
そんなことを言って家に引っ込んでいるうような人ではないのに。

きっと、どこかの世界で頑張ってきた人に違いない
苦労の末に勝ち取った人生のフリータイムなのだから
のんびりと過ごしたいのだろうか・・。


昨日の厚労省の発表によると
2006年の男性の平均寿命が79歳になったという。

第一線を退いても、まだまだあり余る時間をどう過ごすか
その生き方が、オーバーに言えば、幸せな人生の鍵を
握っているような気がしてならない。

人生の終盤は
所属先の名前で生きてきた生活から解かれて
いよいよ「自分の名前」で
「自分が主役」で生きていく
自分が、自分に戻れる時間を過ごすのだから
引っ込んでいたらもったいない。

積み重ねてきたものを尊い、貴重な財産として
自分のブランドとして生かすことはできないものか。

67歳のいま、どこに行っても、誰に会っても
ほとんどが年下の人になった。

大した経験や人生を送ってきたわけでもないのに
話を聞いていただけるし、意見も求められる。

そして、みなさんが、こんな人間を大事にして下さる。
うれしい。

いつも思う

行くところがあって
会う人がいて
役割(すること)があれば
充実した日々を送ることができると思う。
また、現役として十分に通用すると思う。


それにしても、あの男性
今日一日を、どこで、どう過ごすんだろうか・・・
心配になった。