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横山大観展。

2012-08-29 21:24:13 | 本・読書・音楽
京都駅ビルで開催中の「足立美術館 横山大観展」に
行ってきた

家のことが落ち着いたら行こうと思いながらすっかり
忘れているうちに今週で終わってしまうところだった

足立美術館は横山大観の作品の所蔵が日本一と聞
いていたので前々から山陰の安来まで行く機会をつく
りたいと思っていた

今回はそのうち41の作品が見られるというのでいい
機会だと楽しみにしていたが間にあってよかった

多分、看板は大観がたくさん描いている不二だろうと
勝手に想像して行ったら、あどけない顔の童が迎えて
くれた


タイトルは「無我」と書かれていた
仏教の思想だと思うが、我執がなくて無心という意味
なのだろうか、絵からそんなふうにも思えた
大観29歳の初期の作品だそうだ


展示の41の作品の中から意外な一点に足が止まった
「汐見坂」とつけられていた


絵からピンときた

”きっと東海道五十三次の潮見坂に違いない”

あとで喫茶店に寄って買った本で確認したらその通り
だった
大観は東海道五十三次の汐見坂を歩いたそうだ

汐見坂(いまは潮見坂)は東海道五十三次の白須賀宿
と関所のあった新居宿(静岡県)の中間にある急勾配
の坂道で当時はきつかったに違いない

自分は京都から歩いて白須賀宿から潮見坂を下った
が、この絵は多分、上っているところを描いたと思う

この潮見坂のてっぺんから眼下に広がる太平洋を見た
時の感動はいまでも忘れられない
なにしろ京都を出て初めて海を見たのがここだった

その他、展示場の入口に貼ってあった作品をデジカメ
で撮ったので紹介したい(本からの転載は汐見坂だけ)











出展されていた作品は41点、混雑しているとばかり
思っていたのに意外と楽に観賞することができたので
得をしたような気分だった

出展作品の掲載された本を買って駅ビルのレストラン
街の喫茶店に行って観てきたばかりの作品から余韻
に浸った


これでますます足立美術館に行きたくなった
富岡鉄斎や上村松園などの作品もあるという

アメリカの日本庭園専門誌の庭園ランキングによると
2003年から9年連続して日本一になっている庭園
も見てみたい

よし、来年行こう!