本2冊
2014-12-26 | 読書
なかなか読んだ本すべては紹介できませんけど、今回はこの2冊です。
あまり癒されない心の歌 佐藤正明著
いつも中日新聞の政治欄だったかに、連載されています。
いつも感心して読んでいるのですが、この本では政治の話は出てきません。
なるほど、と思ったページをいくつかご紹介します。
ホントだよね。やってもできないことだらけです。
もうすぐ私も平地です。
そうそうもう道はひとつ。死にいくのみ。
早く救ってくれないとね。まだまだ愛が足りないようです。
と、まぁこんな感じ ・・・ 面白いですよ。お薦め度
これからの誕生日 穂高 明著
随分前に購入してあったのですが、何故かなかなか読めなかったのです。
高校のとあるクラブの遠征途中車の事故で主人公以外は亡くなってしまいます。
生き残った者のつらさ、1章はつらさと憤りとで疲れます。
2章は全く違う短編と思ったら一人娘を事故で亡くした母の物語だったんです。
またか、もう疲れちゃうから読むの止めようと思ったら、その娘は1章で生き残った彼女のチームメイトだったのです。
それからはこのひとつの事件を巡り、立場の違う人がそれぞれいろいろな心情を吐露していきます。
いろいろな感情って立場の違いでこうも違ってくるものなのですね。
重いけど、読む前より視野を広くもてそうな気がしてきます。
お薦め度 ちょっとしんどいけどね・・・・