もう一週間以上も前のことですが、バンクシー展に行ってきました。
日時指定のチケットもありますが、そこまで予定がたたないし、
料金も変わらないので、平日ならいつでも入場可のチケットを購入。
列もほとんどなくスムーズに入場しました。
ただスマホアプリで作品説明が聴けるとのことで
イヤホンを持って行かなくちゃと思っていたのに見事に忘れました
若者?のように日頃スマホで音楽を聴かないのでね・・・
写真は撮影可です。
たまたま写せたものをアップします。
表題も英語で書かれているだけなので、意味がすぐわかるものもあれば、
絵が描かれた背景をしらないと理解できないものもある。
図録と解説本を買って読んでいます。
最初のポスターの絵は Love is in the air
ベツレヘムにあるガソリンスタンド壁に描かれた、石ではなく花束をイスラエル側に
投げ込もうとするパレスティナの若者。
シュレッダー事件で有名な Girl with balloon
オークションで落札が決まった瞬間あらかじめ額縁に仕掛けられていた
シュレッターが作動するなんて、どこまでの人間が知っていたんでしょう?
当初の計画では完全に裁断されるはずだったそうですが、途中で裁断が
とまってしまったこの作品は、史上初めてオークション中に生で制作された
作品となって Love is in the bin と名前を変えて、当初の落札どおり
1億5千万円で、落札者の手に渡ったんだそうです
No ball gemes(球技禁止)
Laugh now
バンクシーはネズミのモチーフをいっぱい描いてます。
ネズミはどのような状況でも生き抜くことができる都会環境に適合した
野生動物。バンクシー自身でもあり、力を持たざる我々でもあり・・・
Gangasta lat
Brexit (イギリスのEU離脱)
取り壊しが決まっていた建物の足場の覆いに隠れて制作したとか。
その後下の方がとあるアーティストによって黒い塗料で作破壊され、
2019年には建物オーナーによってこの作品は塗りつぶされてしまったそうです。
もともとはバンクシーが勝手に描いた作品だけど、誰が破壊者なんでしょう?
コロナ禍のステイホーム中に描かれたトイレの落書き・・・
画力はとんでもないですが、ポリシーのぶれないところがすごい。
社会的メッセージに風刺が効いています。
どうやって見つからないように描くのか、まわりのブレーンも相当な人達ですね。
とんでもなく賢い人なんだろうなぁ~。
世界中に描いているのに、誰なのかわからないなんて!
日本にも作品があるそうで、東京日の出ふ頭シンフォニー乗り場にネズミさんが
残されているそうです。生に描いた絵、見てみたいですね。
解説本の中には、現代美術史に名を残すであろう3人目の人、と書かれていました。
ちなみに1人目はピカソ、二人目はアンディウォーホルとか。
名古屋のバンクシー展は5月いっぱい旧名古屋ボストン美術館で開催されて
いますので、興味のある方はお出かけ下さい。