映画「大きな家」を見に行ったのは19日(木)のことです。
上映館は栄パルコにあるセンチュリーシネマなので、松坂屋北館の新しくオープンした
レストラン街でランチを、と思ったのですが、11時をちょっとすぎただけの時間だったのに
すでにどの店も満席で待ち人あり! びっくりです
じゃ、うなぎでも食べちゃう?って行ってみた南館10階の蓬莱軒もあふれんばかりの人!
またまたびっくり
けっきょくパルコのレストラン街でランチしましたが、普通の込み具合で良かった
大きな家はいつものように相方が見に行こうというので、ついていきました。
俳優の斎藤工が企画・プロデュースしていたり、テーマソングがハンバート ハンバートだったり、
そんなところも気になって。
映画はそれ以上の予備知識なしで出かけたので、あらすじがあるのかなっと思っていたのですが
全編ドキュメンタリー。ありのままの養護施設での生活を追ったものでした。
東京都の実在する施設ですが、すごく立派な施設です。
昔働いている頃に養護施設と少し接点があったのですが、その時知った施設とは設備面大違いでしたね。
職員と数人の子供たちがユニットになって生活しているのですが、
それぞれ個室はあるし、それぞれが好きなこと、フルート、インラインスケート、野球、卓球などなど
に熱中しているし、夏山登山あり、海外ボランティアの体験あり、そんじょそこらの普通?の暮らしを
している子らより、豊富な経験を積んでいました。
でもやっぱりごく一般の普通の暮らしではないから、何歳からここに来て、それはどういう理由で、
親はどう思っているのか、などなどみんなよく自己分析していましたね。
普通でないってことは考えることが多くなりますね。
私も障害を負ってからは普通でない人生を送ってきたわけだから、よくわかる。
ここはあなたにとってどんな場所?って聞くのですが、
「職員は親じゃないし、ここは家じゃない、施設」っていう答えが切なかったですね。
確かに、そうね。他人だけど家族って言ったのは施設を卒業した子だけだったかな。
みんな血のつながった家族に飢えている感じでした。
でもさ、血がつながっているからいい家族とか、幸せって感じは全然ないんだよ~って
教えてあげたい。
うちの実家の両親は仲が悪くて喧嘩が絶えなかったし、父親は口を開けば「誰のおかげで
飯が食えて、誰のおかげで学校にいけているんだ」と言う人だった。
もう一日も早くこの親たちから離れたかったし、そういう父親の血が自分に流れていることが
めっちゃ嫌だったし。
家族もいろいろだからね。
施設の人達に大事にされて育てられるって羨ましいくらいだし、施設卒業後いい人生を送って
欲しいですね