祖父江のイチョウ並木を後にして、美濃路の富田一里塚を目指します。
この一里塚は道の両側に木が残っていることで貴重なのですが、
西の塚の木は元気でしたが、東の塚はもともとの榎がなくなり、切られた幹から
新しい木が3本育っていました。
2018年に訪れたときには元の木が沢山の支柱にささえられて辛うじて立って
いましたが、とうとう枯れてしまったんですね。
それにしても木の生命力ってすごいなぁ~。
次にめざすは、起宿(おこしじゅく)にある一宮市尾西歴史民俗資料館です。
資料館とともに、旧林家住宅と庭園が見学できます。
まずは旧林家を見学。
この建物は、明治24年(1891年)の濃尾地震で倒壊したあと大正初めに建て直され、
昭和57年(1982年)に尾西市(現在は一宮市と合併)が購入し公開したそうです。
電灯ひとつとってもお洒落です。
ガラス戸も昔のまま、風情あるガラスです。
長く続く廊下からは庭園が望めます。
モミジの紅葉や一面の苔に見とれます。
室内からお庭を写します。
手水鉢です。
手水鉢の下には水琴窟があったらしい。すっかり見落としました・・・
この素敵なお庭を見るのも林家の住宅を見るのも、無料なんですよ
尾西信用金庫さんのおかげですね。
今度は住宅を出て、庭園へ回ってみます。 庭園入口。
メジロさんが集団でやってきたけど、動きが早くてとらえ切れません
庭の一角には竹林も。
主屋をのぞみます。
こちらは裏座敷。
なんとも素敵なお庭でした
お庭を一周したあとは資料館に入ります。庭と反対側の建屋が資料館です。
貸し画廊もあって水彩画展が開かれていました。
美濃路起宿の資料を眺めます。
大きな木曽川を渡るのにつかわれたという船橋。
200隻もの船が使われたらしいです。
ゾウさんも船2隻で作る檻に入れられて渡ったらしい。
中央の仕切りで囲まれた中にゾウさんが乗ってました。
写真ではうまくそこまで写っていませんが・・・・
資料館の玄関からもお庭の借景。
資料館の裏側はもう木曽川の堤防道路でした。
庭園や資料館の見学に満足した後は、この濃尾大橋を渡って、最後の目的地、
羽島円空資料館をめざします。