先週水曜日12日のことです。
体調もほぼ回復して、一泊で八ヶ岳方面へ出かけてきました。
一日目のお目当てはオオムラサキチョウを見ること!
この時期にしか見ることができないらしい。
めざすは、山梨県北杜市にあるオオムラサキセンターです。
駐車場からセンターまでには可愛い木のオブジェ?も。
小学生の遠足でしょうか?賑やかな集団ともすれ違いました。
こちらがオオムラサキセンターです。
入館してさらに進んでいくと、チョウが育てられている大きな温室のような建屋に
着きます。
野鳥が入り込まないように、ドアはちゃんと閉めなくてはいけません。
オオムラサキチョウの一生・・・・
オオムラサキチョウは1957年に日本昆虫学会で国蝶に選定されたそうで、
国蝶になってからは我らとほぼ同じお歳ということになります
卵はエノキの葉に産み付けられて、幼虫はそのエノキの葉を食べて育ち、
成虫になるとクヌギやナラ、柳の樹液を吸って生きるんだそうです。
里山にある雑木林が住処で、日本全国に生息するとのことですが、
今はその里山が減り、姿を見ることが少なくなっているようです。
私も自分の住むここ名古屋では見たことがないなぁ・・・・
で、こちらがそのオオムラサキチョウです。
オスはきれいな青色の羽。
メスはオスより一回り大きくて地味な羽色です。
このチョウ、1年の中で約1か月くらいしか姿を見られないと。
オスが羽を広げたところ
同じオスが羽を閉じたところ
羽を閉じてしまうと、オスかメスか見分けられません。
たぶんエサとして樹液が用意されているんでしょうが、切り株や皿にはすごい数の
チョウが群がり、ちょっと不気味です・・・・
そして、初めてチョウの羽音を聴きました!
すごい羽音なんです。
普通チョウといえば、ヒラヒラと飛びますけど、このオオムラサキは羽ばたきが敏捷で
滑空するように飛ぶんだとか。
人を全然避けずに飛んでくるんでびっくり
チョウをいうより、デカい蛾みたいで私はちょっと苦手でした。
それに比べるとアサギマダラは楚々としてかわいいのになぁ~
建屋の中は自然の雑木林が再現されていて、ヤマユリも綺麗に咲いていました。
オオムラサキチョウを見た後は建屋から外に出て遊歩道を散策します。
久しぶりに見たカミキリムシ。ルリボシカミキリでしょうか?
ゴマダラより小さくてかわいいです。
池にはアカトンボではなくて、ショウジョウトンボのよう。
こちらはイトトンボだけど、何でしょうね・・・
さらにこんな道を進みます。案外アップダウンがありました
こちらはハグロトンボかな。
最後にはヤギさんに会ってセンターへ戻ってきました。
このあとは、キースへリング美術館をめざします。