丸亀市文化振興講演会vol.13
2/16(日)
オリンピックメンタルコーチから学ぶ
「市民活動のチームビルディング」
講師:山家正尚さん
(株)プロコーチジャパン社長
アイスホッケー女子日本代表等
アスリートのメンタルコーチ、
経営者へのコーチングなどの経験談
を通して、組織作りの方法について
興味深いお話など沢山ありました。
…………………………
▼チームビルディングで
最も大切なことは「○○」である。
はじめに問われたことを
頭に置きながら話を聴いていった。
対話や観察で行うコーチング。
思考から行動へ、そして
クライアントが理想とする世界、
“最も自分らしい”を共に創る。
ここで思わぬ質問が。
・生まれてきた理由は?
・親を選んだ理由は?
隣の人と1分間、話し合う。
正直、お互い明確に即答はできず(笑)。
でも、何かしら言葉を交わすなど
会場全体も活発に行われていたと思う。
マイクで答えていた方のように
あらゆることを“楽しむ”こと。
そうだなと思った。
ちょっと前の朝ドラ「スカーレット」
でも、似たような台詞があった(笑)。
(ヒロイン喜美子も山あり谷あり。
山も谷も、全部楽しめよ~みたいな)
自分で選んで、
自分の主体性をもって生きる。
そうはいっても
現実には難しいこともある。
けれど、
“楽しさが原動力になる”
それはずっと思ってきたこと。
楽しさの要素があれば
物理的に苦しくても
いわゆる“苦でない”状態。
そして続けることもできる。
自分で選ぶのも、納得。
その見つけ方、というか
視点をどう持つか
なのかな、と思った。
……………………………
▼主体性をもって自分らしく生きる
・自分の呼吸に意識を向けてみよう
(1分間)
→その間、何か考えていた?
メンタルが強い選手は…
今、必要なことに意識を
【純粋に】向けられる。
コントロールできないこと…
過去や他人、試合の勝ち負け
コントロールできること…
今、ここ、自分 (意識の向け先)
できることに集中する。
できないことは、準備する。
例えとして出てきたイラストが
(流行りの?)ウ/ン/チ(笑)
部屋中に沢山ウンチが落ちてたら
集中できない。それと同じような状態。
なるほど。
そうだな……
でもやっぱり私たちの現実は
ウンチだらけで
それにあたふたしている。
でも、それに気付くだけでも
次へのステップになりそうだ。
……………………………
▼潜在意識の枠 = セルフイメージ
セルフイメージの限界
セルフイメージの枠を外す方法
→新しいイメージを鮮明に抱くこと
・自分の体を使って実験
体をねじっていける限界で止めて、
その景色を記憶する。
イメージ誘導、もっといける。
それを頭の中でイメージしてみる。
そして実際やってみて…どう?
変化あり!
鮮明に、ありありとイメージする力。
それが実際の動きも変化させる。
実際にやっていない未来のことを
ありありとイメージできれば
それに近づけるということ。
過去の情報から
先のことを考えがちだけど、
それができればプラスになりそう。
その他、
セルフイメージの補強方法いくつか。
・見る聞く話す考え書く
・イメトレ
・瞑想 坐禅
・メンタル日記
・チームメイトと語り合う
語り合う、なかなか難しそう。
まずは自分のやりやすいものから
やってみたいと思った。
…………………………
▼チームビルディングの手法として
・“ 良い感敬 ”のワーク の紹介
良い点、感謝している点、尊敬している点
それを1人1分、
向かい合っている相手に話す。
( 1分で交代 )
チームでやってみた結果→激変!
ちなみに注意点…
そこでネガティブなことは言わない。
心を開いてる状態でソレ言われると
ダメージが大きいので。
後で、質問の時に出てきた話より
良いなと思ったワークもあった。
・承認のシャワー
半円に並んで座って
前に一人ずつ出る。
その人…こういうのが得意、
など言う。ポジティブな言葉。
話をすることで心の空間ができる。
カタルシス、心の浄化。
吐き出す、そこにポジな言葉、
ポジティブな心になる。
……というもの。
とかく、他人の評価が気になるもの。
失敗したらどうしよう、など。
そこで叱責されると尚更で。
なかなか腹を割った話が出来ない。
〈安心、安全な場をつくる〉
ことが大切だと思った。
…………………………
▼チームへのアプローチ
・ストレングスファインダー
強み 診断テスト
書籍『さあ才能に目覚めよう』より
*ID登録により診断できる
チーム分析、チームの資質
これに合ったようなコーチが必要。
他のチームに効果があっても
それが全てに合うわけではない。
▼チームの目標設定
行動目標を再設計する
チームのメンバー
それぞれに合った
やりやすい接し方を設定する。
チーム全体の目標はあっても
達成したい理由はそれぞれ。
物理的←→精神的
個人←→他者
当てはまる理由を
分布図の4つの分類から
把握していくようなやり方。
そこから、
何を大切にどれくらい関わるのが良いか、
何をする必要があるのか、
それぞれに合ったものが見えてくる。
皆がすべて同じではないはず。
その辺をうまく調整できたら
円滑にできそうな気がする。
…………………………
▼イメージ武装
理想状態 危機状態
・○○○ ・○○○
・○○○ ・○○○
・○○○ ・○○○
事前にやっておく。
試合当日に向けて、
試合の対する楽しみ度を上げていく。
一番下の〈不安〉から
一番上の〈早くやりたい〉まで
波はあっても、試合当日には
マックスになれるように。
皆のイメージが
同じようになった状態なら
より力を発揮できるはず。
最後に……
▼チームビルディングで
必要なもの
最も大切なもの
『対話』
コミュニケーションが重要!
これは、単なる会話ではない。
また、教える人が一方的に話す
従来のようなやり方では
対話になりづらい。
どうすれば?という質問もあった。
そこで…
“あなたを聞かせて”
どうやってできたの?コツを教えて
そんなスタンスで接すること。
この人は聞いてくれる、というモードに。
本人の言葉で語れる。
問いかけの変化で文化が変わってくる。
………………………
▼質問等より補足
◎対話 と 会話 違い
対話は…
ひとつの質問に対しても戦略があり
投げかけている。
基本的な信頼がないと対話
コーチングは成立しない。
◎プロジェクトを継続する難しさ
理念、モチベーションを継続するには?
すべてをコントロールすることは難しい。
まず、楽しめること、
“ごきげんであること”
“自分のごきげんをとること” 大切
など
…………………
今回の
コーチングについての話、
スポーツだけでなく
地域、家庭、文化、
色々なところで応用できる。
アプローチとして
違うところもあるかもしれないが
根っこの部分は同じ。
そう言われていたように
それぞれの場所や日常で
活かせることがあると思った。
質問をされた方々の
現実的な悩みもよく分かる。
どう取り入れていけばいいか…
ということ。
できること、できないこと
整理してみるのもいいかなと思った。
それこそ、
できることに集中(笑)。
はじめから全部は難しい。
それに、
“これはできない”と
言ってもいいじゃないか(笑)。
それぞれの
資質に合ったやり方がある。
一人で全て、ではなく
それぞれの力を
どう組み合わせられるか。
そして、今
“楽しい”ことを十分楽しむこと。
そういうと
それだけ?な感じがするけど
意外とできてないような気もする。
大人も子どもも、自分のまわりも。
“ 楽しむ ”は、
楽をすることではないはず。
そのへんから
ぼちぼち整えていきたい。
余地はあると思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます