日々の想い・・・

ちょっと楽しいこと、ちょっと話したいこと。

朗読者/B・シュリンク著

2009年04月01日 | Weblog
アカデミー賞で、ケイト・ウインスレットが主演女優賞を受賞した「愛を読む人」の原作本です。
アウシュビッツやドイツの重い部分が戦争犯罪として裁かれる裁判の様子が描かれている部分もかなり占めているが、指導者達ではなく、ほんと巻き込まれた普通の市民それも、低所得者であろう人たちが裁かれる裁判で、それはほんと裁かれる人にとても、もちろん裁く人にとっても悲惨な話なのだが読んでる私には、朗読者と、ハンナの背景にすぎないようにただ淡々とながれた。
文盲の彼女に最初はせがまれ朗読者となり、投獄されてからは、テープを届ける朗読者となる、この小説の二人の年の差、これが一番のすごさ、でもあまり関係ないか。6月ぐらいから上映が始まるらしいが、田辺では無理かな、好きなレイフ・ファインズも出てるし、見たいな。