岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

平成26年度 ねぎ部会実績検討会と総会

2015年02月05日 | 百姓
平成27年2月5日(快晴)

今日は驚くくらいの快晴でこのお天気は冬かい?という位のピーカンのお天気でした。

ここ3日くらい、ブログネタが多過ぎて一部省略して掲載します。ということは毎日、超忙しかったということなんですよね。

先ずは3日のねぎ部会の実績検討会と総会について上げておきましょう。

ホテルで会が始まったんですが、参加会員が1/3で例年なく寂しい会になってしまいましたね。





会議模様から、特筆するべき内容を記載しておきます。

①昨年のネギの価格が低迷した要因は昨年の大雪などから関東圏のネギの出荷がずれ込み(遅く)、夏場までネギの出荷が続きそこに東北、北海道の出荷が被り、出荷量がだぶついてしまったから。また、昨年は台風が1個も上陸しなかったので各地の出荷量が落ちなかったことも要因とのこと。
②25年度に良い希望は無いかというと、円安の影響と中国産の単価が上がったことで、中国産が日本より東南アジアに向いたこと。国内の大型利用者(ラーメンチェーン店等)が国産を求め始めたこと。加工済み製品の重要が高まり加工業者が複数立ち上がってきたことなど。ただ、ニーズ側が価格を中国産レベルを求めているので高値は期待薄かもしれないという。
③出荷品質について、品質悪い人は特定されているのでJAが指導を徹底してやらないと地域全体の評判に影響するため、徹底した指導をやれという意見が会員から上がりましたね。これは1昨年も出た意見でしたが、改善されていないからね。
④JA全中の改革について、政府自民党がTPPでアメリカを抑えきれなくて、農産物の輸入拡大を飲まざるを得なくて、JAの弱体化を狙っているのと郵政民営化と同じようにJAバンクを民営化してしまおうという魂胆であるということ。
⑤今年もコンテナ出荷は継続されるということ等

以上の様な事を話し合いましたが、JAも市場関係者も何故か一様に増産してほしいと行っていました。各会員に聞いてみたところ、ほとんどの人は高齢化だし現状維持も厳しい状況で栽培規模拡大しない様です。規模拡大するのは自分と20代の若者と新規就農者2名位です。増産するためには新規会員を増やすのと価格に魅力ないと無理なんだけど、自分が結構、意見してるんですがJAも市場側も努力している風には見えませんね。

さあ、温泉と宴会だぞ!人数の割には宴会場が広くて殺風景です。2時間飲み放題パックなんだけど結局、カラオケもあり3時間飲んでましたね。



お料理です。まあ、まあですね。内陸なんで海の幸は少なくて、メインは八幡平ポークの小鍋でした。この料理にてんぷらと炊きこみご飯とお蕎麦が出てきました。お腹一杯に食べた感じです。
自分は日本酒等は飲まないでビールのみで行ったので余り酔わなかったですね。




2次会には行かないで、部屋で20代の若者と農業談義をしていました。こっちの方が楽しかったね。

朝御飯はバイキングでしたが、結構取ってしまってガッチリ食べてしまいました。これでは痩せられないね。でも、美味しかった。



これで一大イベントが終って、ホッとしましたが、午後から認定農業者会の総会なのでそちらに向かいます。

今日は忙しいぞ!



頑張っているんで、プチットお願います。
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岩手路 第二段 冬農家巡り

2015年02月05日 | 百姓
平成27年2月3日(曇り)岩手路 第二弾

ということで、後日掲載ですが、農業者として勉強になったんで掲載します。

味噌作り体験の後、2時間程の時間の余裕があったので近くの農家さんを回ってみました。この冬場に岩手の農家さんは何してんのかな?という思いで!

近くを流していたら作業していそうなハウスを見つけたんでいつものパターンで突撃で話を聞いてみました。

キノコ農家(この時はカメラを持っていかなかったので写真は有りませんが取材はバッチリデスよ!)
ハウスの中でキノコを栽培しているそうで、キノコはシイタケとひら茸というキノコだそうです。見せていただいたらひら茸はとても立派で冬場でもこんな立派なキノコができるんだと感心してしまいました。

そこでオーナーさんにいろいろ聞いてみましたが、驚くことに、キノコは菌床が凍らなければ成長するそうで凍らない様にしておけばいいそうです。
ここは60坪位のハウスに薪ストーブ1台で室内温度を維持しているそうです。マキは間伐材を使っているので材料費はかからないが、山から切り出してくるのが労力的に大変でそれがコストかなと言っていました。

あ!対応していただいた人は、80歳位のお爺さんです、隣の建物では50歳位の息子さんが何か仕事していましたが、売店兼作業所に先ず入れということで薪ストーブに火を入れてくれて暫し、話をしていましたね。近所の仲間と話しているような感じで初対面な自分を疑いもせずいろいろと話してくれました。

話を聞くと市場は遠くて出荷できないし、何故かJAが嫌いだそうで、道路に面した自宅を改造して売店を作ってあってそこで売っているそうです。余ったものは乾燥して販売しているそうです。
自分も過去に前を通った時にお客さんが沢山並んでいて盛況だったんで、更に夏場はキューリも箱売りしていて飛ぶように売れていて、いつかは入って見ようかなと思っていたんです。

ここでは菌床は自分で作っているそうなんで、キノコ用のハウスを作るか、今のハウスを一部キノコ用にしたら菌床を買いに行こうと思います。冬場に出荷できるし、岩手より秋田の方がキノコを食べる文化があるんでいけるかな?

次は花農家さんです。

立派なハウスに雪かきした道路があって人が居そうだったんで、突撃取材です。



入って見たら70歳前後のお婆さんが居て仕事を止めて対応してくれましたよ。

今は「ラナンキュラス]の花を作って出荷しているそうです。この花は寒さに強く、加温のコストは極端に少ないそうです。




岩手の人は本当に突撃で見知らぬ人が入って行っても対応してくれるんで凄く良い県民性ですね。まあ、2年前までは自分も岩手県民でしたけどね。

自分は今のところ花はやらないけど話を聞くのは好きなんで暫く話込んでしまいましたね。
ここで聞いた話をまとめておきます。

ここのオーナーは息子さん(42歳)でそれをお父さんとお母さん(対応者)がサポートしているということでした。
息子さんのお嫁さんは勤めていて農業には参画していないです。お父さんは冬場は土建関係のアルバイトに行ってるそうです。お婆さんはハウスの温度管理等サポートしているんだけど、お孫さんの登校の送り迎えなどをしていて結構忙しいということでした。
息子さんは首都圏などの花屋さん等を回って営業しているそうで、今週は九州を回っているということで本日は不在でしたね。直接花屋さんに行くと、お客のニーズが判って栽培の参考になるからと毎年、全国を飛び回っているということでした。契約も取ってきてほとんど契約栽培だと言っていました。オーナーさんから話を聞きたかったですけど残念。

自分が知りたいのは家族の動向では無いし農業について聴きたかったんで、話を農業に戻していろいろ聞いてみました。初対面で家族構成から家族の動向まで普通言うか?あり得ない!

この花は低温栽培の花で温度を上げるとつぼみの茎がヒョロ長になり、茎が曲がってしまって商品価値が落ちるので室温は10度以下に維持しなければならないらしい。このハウスは自動温度管理システムが入っていて室温が13度になるとルーフが自動的に解放されて、温度調整します。素晴らしいシステムが入っています。





今はこの花をビニールハウス3棟で栽培して雪が溶けたら路地でも栽培する。その他に鉢植えリンドウもやってるらしい。
この花は球根から栽培していて、花を切って出荷してもどんどん花芽が出てくるので、良い製品が出来れば結構な収入はあるとのこと。




田んぼを1ha持っているらしいが、花の管理等が忙しくて稲は栽培していないそうです。家族全員分のお米を購入しても年額10万円程度だから、水稲をやる気がしないし、田んぼにはかまっていられないので耕作放棄だそうです。

次はイチゴ農家ハウスです。
100坪クラスのハウスが6棟程あって、中はイチゴ栽培していました。土耕が3棟と高設栽培が3棟とかなりの規模です。入り口の隙間から見たら実を沢山付けていましたね。
作業員が若い人が2名いましたが、時間が無くなりインタビューは止めました。



それにしても10km圏内でこんなにも多く農家さんが冬でも活動していて素晴らしいですね。

かってな個人視察研修成功です。

さあ、これから温泉と宴会だぞ!あっ!その前に総会があるんだった。



頑張っているんで、プチットお願います。
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