丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

東京都美術館

2016-12-02 00:09:49 | 

知人の所属する、日本書道研究会の展覧会を見に行きました。

会場は、東京都美術館、上野公園内です。


知人の作品

秋の空を飛ぶ鶴、月と湖の静かなことを表現した詩のようです。

   

 

 

こちらは、ちと皮肉なというか、おもしろい内容です。蘇軾(蘇東坡)の文章。中華豚肉料理トンポーローの発明者?らしいっす。

この文章を楷書で書いたものを、筆ペンの手本としていたので、だいたい読めます。

人生字を識るは憂患の始め、姓名ほぼ記すれば以ってやむべし。

何ぞ草書の神速を用いて・・・人をして愁えしむ・・・

人に生まれて、字を覚えるのが憂患の始まり。姓名を書けるようになったら、そこでやめたほうがいい。

どうして、草書でさらさらと書いて・・・(なんて読むんだろうと)人を悩ませるのだ・・・


昔の中国人も、草書を見て、なんて読むんだろう、読めないと悩む人が多かったということです。

このあと、自分(蘇軾)も書にハマっていた・・・とかいてあるのですが。

最新芸術はいつの時代も理解しがたいのです。


 

こちらは日露戦争、乃木将軍の詩。戦いが終わっての夕刻。

司馬遼太郎の著作にでてきます。

乃木将軍の二人のご子息は戦死されました。

山川草木、自然の景色も荒涼に思える。十里四方に死臭が漂う新戦場。軍馬も静かに、人も語らず、金州の町、郊外の夕暮れにいる。

 

 

コメント
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