丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

「十分な大人」

2019-12-14 06:13:08 | 俳句


12月の句会1です。

1、今回の季題『おでん』

2、漢字 「注」一文字を入れ込んで詠む

3、銀座の写真からイメージを飛ばして詠む

  投句 五句 

  選句 八句 

4、28人参加


投句五句と(選句数)

 十分な大人なんだとおでん食う   (3)

 おでん鍋覗き込んでる山の朝    (1)

 注連飾り木箱に並べ人通り     (0)

 冬晴れや画廊のエレベーター狭し  (0)

 冬晴や日比谷公園昼休み      (1)



十分な大人なんだとおでん食う(3)

三人が選んでくれました。

「十分な大人」は、ある知人同士の遣り取りの中での「慰めと励まし」の言葉です。

どこか(俳句)で使いたいと、ずっと思っていました。

 

八句選にはコメントをつけることになっています。

 

・コメント1

子供扱いに苛立つ年頃の若者なのか、それとも

いつまでも大人になりきれない老人の呟きなのか、いろいろ想像し楽しめる句でした。

 

・コメント2

このおでんは、何となくコンビニのおでんのような気がする。

違っていたらごめんなさい。でも、はじめて親元を離れて、

寒い日にコンビニでおでんを買って、

ひとりで食べている大学一年生とか、社会人一年生とか、

旦那さんが忘年会で帰って来ない新妻とか、

なんか、だんだん切なくなってきた。。。

 

・コメント3

啖呵を切ったのは誰でしょう?物語が広がりますね。 

 

「十分な大人」、けっこう伝わるものだと思いましたね。

 

 おでん鍋覗き込んでる山の朝(1)

・コメント

山の朝、この景が効いてますね。山の朝は寒い。温かいものが食べたくなりますよね。そこに。おでん!思わず除き込みたくなります。


「山の朝」、いろいろ使えるなと思いました。



 注連飾り木箱に並べ人通り     (0)

「注連飾り」など、正月用品を路上で売っているというイメージでしたが。


 冬晴れや画廊のエレベーター狭し  (0)

 冬晴や日比谷公園昼休み      (1)

銀座の画廊には、年二回行きます。絵ではなく、知人の書展を見に行くのです。

この画廊のそばに、数寄屋橋公園があって、銀座で働いているらしい人たちが昼休みの場所にしているのです。

が、五七五にうまく入らなくて、苦しまぎれに「日比谷公園」にしたのです。

思いがけず、一票入りました。


コメント
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