丹沢秘密倶楽部

日々の記録、思いついたこと、昔話など。最近は、俳句のこと。
俳句は読み中心で、なかなか詠めない。

桔梗

2020-07-14 05:14:02 | 俳句

桔梗、鉢植えです。

 

将棋の藤井七段のタイトル挑戦が世間の注目を集めています。

棋聖戦については、渡辺三冠を応援しています。理由は、「渡辺明ブログ」を以前から見ているからです。

将棋の記事は読んでもわかりませんが、将棋以外の記事もけっこう多いのです。

 

藤井七段を取り上げたテレビのワイドショーを見ていると、将棋界には面白い人が多いようです。

 

比べて囲碁界は、弁の立つ人は少ないような気がしますね。

テレビワイドショーで誰かが取り上げられれば、続々と出てくるのかもしれませんが。

将棋も囲碁も、プロは一つの道を究めた人たちですから、一般人から見れば言動はおもしろいはず。

 

 

 

近頃お気に入りの一句

 

三伏に静もる奈良の筆墨街               吉村 昭

 

「三伏」、「三つ指ついて、伏す」?なんか変・・・調べました。

季語「三伏(さんぷく)」は中国の陰陽五行説に由来する。夏の暑い盛りの時期(新暦では七月中旬から八月上旬あたり)を言い、「拝啓、三伏の候」などと暑中見舞に使ったりしてきた。・・・とありました。

筆墨街、奈良町のことでしょうか。

近年、世界観光化が進み一年中、人が多いという感じでしたね。

以前の奈良の夏はこの句のように静かだったでしょうね、暑いから。

コロナ禍の今年の「三伏」は、この句のような感じになると思います。

 

 

神田川祭の中をながれけり               久保田万太郎

 

神田川は、江戸初期に、三鷹市の井の頭池の湧水を都心まで引いた神田上水。両国橋脇で隅田川に合流する。玉川上水よりも古いそうです。

 

 

路地に生れ(あれ)路地に育ちし祭髪          菖蒲あや

路地に生まれ鼻筋高き祭髪               坊城俊樹

 

 

朝顔の紺の彼方の月日かな               石田波郷

 

朝顔の紺「年年歳歳 花相似たり、」

彼方の月日「歳歳年年 人同じからず」、「人同じからず」はともかくとして、過ぎ去った年月です。

 

 

 

参考の一句

 

硝子戸に天鵞絨の如虫の闇               川端茅舎

句意は、ガラス窓の外は天鵞絨(ビロード)のように青い暗闇が広がっている(虫の闇)・・・かな?

 

闇を負いヤモリの白き硝子かな             今日水

コメント
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