ある日の鮫漁港、建物は蕪島神社、鳥はウミネコ(青森県八戸市)
画面左下ブックマーク「かずくんの・・・」より拝借。
「歴史の愉しみ方」歴史学者としてのエッセー集です。
磯田道史著(中公新書)、この人の本は何冊か読んでいます。ときどきテレビにもでますね。
なにかの本に、「自分は古文書を読むのが早い、楽に読める」と書いてあるのを見てから注目しているのです。(えらそうに!ですが)
歴史学者ですが、著作者としてのデビュー作は「武士の家計簿」(新潮新書)で、堺雅人主演でチャンバラのない時代劇として映画化もされているらしいです。
おらほはテレビドラマも映画もほとんど見ないのですが、
テレビドラマ「半沢直樹」堺雅人の決め台詞「倍返し」は、いつの間にかおらほの耳にも入っています。
その映画の撮影風景を原作者として松竹京都撮影所に見に行った時のことが書いてありました。
「・・・ちょんまげ姿の堺雅人さんと話した。脚本理解がおそろしく深い。
関係者によると、・・・ウィークリーマンションにこもり、役作りに関係したメモや文章をこつこつ書いているらしい。
学生に頼まれ色紙を持っていったが彼の仕事ぶりをみると、とても撮影中にサインを頼む気にはなれない。自分もきちんと仕事をしなくてはと思った。」
とありました。
これを読んで、「半沢直樹」も「武士の家計簿」の映画も見てみようかと思いましたね。
近頃お気に入りの一句
秋晴の鉄道唱歌どこまでも 小川軽舟
鉄道唱歌、「汽笛一声新橋を・・・」
人生の何処かで聞いたことがある人は多いと思います。
鉄道が全国に伸びていくことを歌った軽快なメロディ。
秋祭ある沿線やすこし飲む 坂西敦子
駅からそう遠くない店で、「すこし飲む」まだ明るいうちか。
自分の乗降駅の「沿線」ではあるが、ふだんは降りない駅。
小さな町の駅前を行く神輿、という感じでしょうか。
女子大の囲碁部混み合ふ文化祭 藤本一城
囲碁部コーナーに学生と腕自慢の年配者の対局。
有名プロ棋士の指導碁かもしれません。こっちのほうが自然かも、ですね。
プロの指導碁、三面打ちとか五面打ちが多いのです。女子大の文化祭ですから、十面打ちぐらいかもしれません。
碁盤を十面並べて、プロは順番にその十人の相手をしていくのです。
「混み合ふ」はおそらく見物人が多いことを言っているのでしょう。
プロのマンツーマン指導碁は、だいたい政財界の大物。指導料もおそらく十万単位でしょう。
その昔の下北沢駅、ゆるい下り坂、道端に碁会所があって、大きな窓越しに中の対局が道路から見えるのです。
いつも外から見ている人が何人かいましたね。
近頃のおらほのインターネット囲碁はどうなっているかというと、なんとか8級に踏みとどまっている感じです。
7級の壁がありまして、相手が7級だとほとんど負けです。
将棋の藤井八段は詰将棋が好きで、対局前でも詰将棋をやっているとテレビで言ってました。
プロで詰将棋が嫌いな人はいるはずはないのですが、普通のプロの何倍もやっているような印象を受けましたね。
それではと、おらほも詰碁をやるようにしました。
ちと、どころではなく、かなり偉そうですが、アマチュアとして多少の、更に、少々ですが囲碁将棋界を支えている面もあるので、いいかなと。
効果はてきめんで、以前は8級から11級を行ったり来たりでしたが、8・9級から下がらなくなりました。
囲碁将棋で、長年のキャリアがありながら上達しない人、おらほもその一人ですが、
詰将棋詰碁をやらないというかできないのが原因ですね。何通りもの駒、石の動きを考えなければならないのですが、その根気がないのです。
おらほも、自分で碁盤に並べる根気はありませんが、ケータイアプリの詰碁は何度でも答えを示してくれるのです。それでも多少の根気は必要ですが。
だいぶ前にこのアプリはケータイに入れてあったのですが、放置状態でした。
吹き消したやうに日暮るる花野かな 一茶
「花野」季語、秋の草花がちらほら咲いている野原。
白樺の高きが圍む(かこむ)霧の月 水原秋櫻子
参考の一句
名月や畳の上に松の影 其角
広い庭、開け放した大広間、庭の松と月影
秋高し山荘の屋根松の影 今日水