さまよえる天神さん

てくてく てくてく 風景と

今朝は雪が

2021-12-05 | 日記・エッセイ・コラム

「千の風になって」で知られる芥川賞作家の新井満がなくなったそうです。
前にも書いたことですが、新井といえば、森敦の「月山」を一つの楽曲に作り上げたことの方が印象的でしたが、訃報の記事で森敦と新井の関係について言及したものは見当たりません.

若き日の新井さんと森敦の関係について、「森敦資料館」というホームページの中の神戸新聞の昭和51年の記事に詳しく書かれてます。

「ながくながく庄内平野を転々としながらも・・・・・」と、酒田市出身の岸洋子の唄う歌もいい。



美しい秋と、雪に埋もれた冬、平野をさまよう一つの魂の姿が唄われるようです。


紅葉の月山牛首下

奥の建物が森敦が冬を過ごした注連寺の旧森敦文庫(今は移転?)

旧六十里越街道からみた春先の月山


さて、今朝は昨夜からの雪で真っ白、そんなに積もってはいませんが初の除雪車もきました。

庭のサザンカにも少し雪が・・・。


80分の9

2021-12-03 | 日記・エッセイ・コラム

今年は柿は豊作、焼酎で渋抜きをしたものをあちらこちらに配って、残ったのを80個ほど懸命に皮をむいて干し柿に。


結果は毎度のことながら失敗、残りは9個ほど。
気を取り直して、庄内の焼酎メーカーの『レモンサワーの素』と瀬戸内レモンを使ってレモンサワーを一杯。


天童高原

2021-11-27 | 日記・エッセイ・コラム

11月中旬、まだ紅葉の名残りがあるかと、行ったことのない天童高原へと足を延ばして見ました。




山麓の紅葉は終わりかけてます

山形百名山の面白山は奥の方でしょうか

登山口まで行ってみます

駐車場、この辺はキャンプ場になってるみたいです

葉っぱもすっかり落ちてしまいました。いつかまた来たいと思います。

大石田の「まんきち」のげそ天板蕎麦。天童高原の食堂では新そば祭りをやってましたが、予約のみでした。


美術館で

2021-11-25 | 日記・エッセイ・コラム

秋田県立美術館で、木村伊兵衛展が開催されてます(1月23日まで)。
「秋田美人」という有名な一枚の写真は、木村に影響された「秋田派」といわれる写真家集団とともに県内を歩いた時に撮られたものなんでしょうか。

もちろん展示場内部の撮影は禁止ですが、

2階の休憩スペースから外を見ると

広小路側の雨に濡れた街路樹が、まだ黄色い葉っぱをつけてました。

※秋田派 岩田幸助、千葉禎介、大野源二郎の写真も展示されてます。


疾風怒涛

2021-11-22 | 日記・エッセイ・コラム

わが地方紙に元「天井桟敷」の劇団員だった関さんという人の回想が連載中です。秋田の農家の娘が地方の国立大に進み、20歳の時友人のバイクの後ろに乗って東京までデモにいったこととか、その後「天井桟敷」の講演に衝撃を受け、学校もやめ親にも言わず家出同然に上京し、劇団員の試験を受け舞台に立つことになったこととかが語られています。「書を捨てよ、町へ出よう」とはこのころの寺山修司の評論ですが、全国の少年少女たちが、家を出たくてうずうずしていたのかもしれません。「邪宗門」という渋谷公会堂で行われたその講演は、他の劇団の劇団員や観客の中で小競り合いや乱闘が発生するような挑発的な舞台だったようです。今の時代からは想像もできませんが、そこから少し遅れた時を過ごした私たちの世代にはその雰囲気がわかるような気がします。


まさに、疾風怒濤の時代だったんでしょうか。寺山修司と唐十郎、つげ義春や永島慎二のいる時代、もちろん高橋和巳も。

  
                    (吹浦海岸の夕暮れ)

「 人の一生かくれんぼ あたしはいつも鬼ばかり 」 昔誰かが唄っていたと